西川きよし「目玉の恩返しです」 初の自伝の印税は全額寄付、ケンコバ「僕に回して」

お笑いタレントの西川きよしが27日、都内で行われた芸能生活60周年を記念して刊行される初の自伝『小さなことからコツコツと西川きよし自伝』(文藝春秋)とスペシャルライブ『西川きよしプレミアム大感謝祭』発表記者会見に出席した。この日は、西川の後輩に当たるケンドーコバヤシ(ケンコバ)とミキ(昴生、亜生)も登場した。

初の自伝を出版した西川きよし【写真:ENCOUNT編集部】
初の自伝を出版した西川きよし【写真:ENCOUNT編集部】

西川きよし自伝にはヘレンとのなれそめ、やすきよ結成秘話などをつづる

 お笑いタレントの西川きよしが27日、都内で行われた芸能生活60周年を記念して刊行される初の自伝『小さなことからコツコツと西川きよし自伝』(文藝春秋)とスペシャルライブ『西川きよしプレミアム大感謝祭』発表記者会見に出席した。この日は、西川の後輩に当たるケンドーコバヤシ(ケンコバ)とミキ(昴生、亜生)も登場した。

 西川は「僕が1人でやらなければならないところ、心細いということで、内閣(吉本興業)から3人をこちらの方へ」と説明しつつ、「それにしても東京やなあ。大阪とは全然人数が違う」と会見会場の状況を見て、感想を述べた。

 同書では、やすきよ結成秘話や愛妻・ヘレンとのなれそめなど、西川の半生とともに“縁”を大切にした生き方、これまでに関わった人々への感謝の気持ちがつづられている。7月からスタートする同ライブでは、全国6か所で人気芸人たちによる漫才やコントを実施する。

 会見ではヘレンとの思い出も語った。西川が「ヘレンに出会ってからは180度人間が生まれ変わりました。こんな人おんのかと思いました。この人を幸せにするのは俺やと。やすしさんに何度も誘われたときも『そんなに愛されるなら1回やってみたら』と言われた。市役所の隣の公園で」と感慨深げに振り返ると、ケンコバは「ありますね。あの公園。僕はよくテレクラの待ち合わせに使ってました」と返し、笑いを誘っていた。

 また、西川は「この本が売れた印税は全部寄付させていただきたいと思います。鶴の恩返しではありませんが、目玉の恩返しです」と目を見開いて語ると、ケンコバは「ちょっと僕に回してください」とボソリ。西川は即座に「回しません」と切り返していた。

 ケンコバは「(西川は)我々に言わせてもらえる隙がある。ほんまに憧れています。後輩にガンガン言ってもらえるような芸人にならないかんなと思っているんです」と西川を絶賛するも、「研究したんです。そしたら、隙を見せてるんじゃなくて隙しかなかったんです」とオチを付けると、会場は笑い声に包まれた。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください