三笘薫、出版イベントで練習の大切さ熱弁 相次ぐ卒論質問にボソリ「またこれか…」
サッカー日本代表でプレミアリーグ・ブライトンの三笘薫が25日、都内で行われた初の著書となる『VISION 夢を叶える逆算思考』(双葉社)の出版記者発表会に登場。自身の幼少期について振り返り、未来の日本代表へアドバイスを送った。
イベントで子どもたちからの質問に正直回答
サッカー日本代表でプレミアリーグ・ブライトンの三笘薫が25日、都内で行われた初の著書となる『VISION 夢を叶える逆算思考』(双葉社)の出版記者発表会に登場。自身の幼少期について振り返り、未来の日本代表へアドバイスを送った。
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本著では三笘がサッカーとの出会いから、ジュニアユース・ユース時代、筑波大学時代、川崎フロンターレ時代、ベルギーリーグ・サン=ジロワーズ時代、そして現在の世界最高峰のプレミアリーグ・ブライトンで日本人最多ゴールを記録した現在に至るまでのキャリア全秘話が初めて明かされる。また、三笘自身を形作った夢を実現させるためのブレない考え方や、親子、指導者、ビジネスマンのヒントとなるメソッドが「120項目」語られた一冊になっている。
イベントでは今季初めてプレミアリーグに挑戦した感想や、オフの過ごし方、自身がこれまで歩んできたサッカー人生を振り返るなどさまざまなジャンルでトークを行った三笘。特に幼少期に練習することの大切さを熱弁し、「技術は小さいころにしか本当に身につかないことが多くて、にたくさん走ったりするのも大事だが、結局フィジカルは年をとっても伸ばせる。技術は大人になってから伸びにくいところがあるので、僕は小さいころからドリブルやボールタッチなどの技術の部分をやっていく必要があると思う」と成長するための心得を説いた。
さらに「練習でやったことを試合で出せるほどうまくはいかない。だけどやり続けないと試合で出ないという部分もあるから、試合で出るまで練習してほしい。それを繰り返していったらうまくなってプロになれると思う。練習でやっていたことが試合で出たときの喜びは自分にしかわからない。その成功体験をたくさん積み重ねていけばもっともっとうまくなれる。たくさん練習しよう!」と会場に訪れた子どもたちへ熱いエールを送った。
また、会場の子どもから「毎日練習しているか?」との質問を受けると「してません!」と即答。「毎日練習をできるならしてもいいと思うし、できる状態であれば絶対したほうが良いと思うけど、大人になっていくとどんどん体も弱くなってできなくなってくるので、できたら今のうちに毎日たくさん練習した方が良いと思う」と26歳とは思えぬ回答でエールを送った。
イベント後、報道陣から英国でも話題となった、自身が筑波大在学時に執筆したドリブルやトラップについての卒業論文にまつわる質問も。「卒業論文についての質問を受けるたびに『またこれか……』と思いながらやってましたけど」と率直な意見を口にし、笑いを誘った。そして、「そこに注目していただけるバックグラウンドというと僕自身珍しいので仕方ないことかなと。逆にドリブルで抜けなくなったら卒論についても言われなくなると思いますし、ドリブルを得意とする選手として、(筑波)大学の評価としてとかいろんなところがうまく結びついてくれたらうれしいですし、その結果、日本が注目されているというのは全然良いことだと思うのでポジティブに捉えています」と力を込めた。