STU48の“ムードメーカー”信濃宙花、女子力アップから始めた料理に見出した楽しみ

瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」は、メンバーが日替わりでオリジナル体操をする「みんなでSTU体操」など、支えてくれるファンとともに新型コロナウイルスによる苦境を乗り越えようとさまざまな試みを行っている。メンバーは今、どのように過ごしているのか、今後挑戦したいことを含めて紹介していく。

信濃宙花(C)STU
信濃宙花(C)STU

剣道有段者で芯の強さはグループ屈指 MCやモデルの仕事にも夢を膨らませる

 瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」は、メンバーが日替わりでオリジナル体操をする「みんなでSTU体操」など、支えてくれるファンとともに新型コロナウイルスによる苦境を乗り越えようとさまざまな試みを行っている。メンバーは今、どのように過ごしているのか、今後挑戦したいことを含めて紹介していく。

 2018年1月、「第3回AKB48グループドラフト会議」において第5巡目で指名を受けたドラフト3期生の信濃宙花は、加入当初はあまりしゃべらず、静かなメンバーだったという。しかし、周囲と絆を強めていくうちに秘めるトーク能力が開花。「歩く早口ラジオ」とニックネームを付けられたこともあるほど、瞬発力と爆発力に富んだ言葉でグループに勢いを生み、ムードメーカーの一人となった。弾けんばかりの笑顔、時に涙、人間味溢れるキャラクターは唯一無二の輝きを放ち、観る者の心を打つ。

 そんな信濃は、8歳から始めた剣道で二段の腕前を誇るスポーツウーマンの一面も持つ。兵庫県大会では団体ベスト8に入った経験があり、武道で培った精神と芯の強さでは誰にも負けない。スポーツをテーマにしたユニット「瀬戸7」のメンバー(MCユニット「せとまいく」も兼任)であり、水上バイクの免許も取得している。

 日々配信している「SHOWROOM」では、「宙花オリジナル公演」や「ダルメシアン コスプレ」など、趣向を凝らした企画でファンを楽しませている。「おうち時間」が増えた現在は、新たな楽しみもできたという。

「最近家にいることが多くなって、アニメを見たり、料理をしたりしています。アニメは前までまったく見ていなかったんですけど、一つの作品がきっかけで、今ではいろんなアニメを見て楽しんでいます。料理は女子力を上げようということで始めたんですけど、作っていくうちにすごく楽しくなってきました」

 2019年4月、STU48船上劇場の初公演「GO!GO! little SEABIRDS!!」公演(2019年4月~12月開催)で初日メンバーに選ばれるなど、グループ内での存在感を増している信濃。自分の今後に関しても、希望に満ちあふれている。

「MCやモデルのお仕事にもチャレンジしたいです。お仕事がない日でもメイクをして服を選んで、その日の写真をSNSにアップしています。メイクやおしゃれ、ヘアアレンジを研究中です。最近、おばあちゃんから教えてもらった餃子や肉じゃがも作りました。ネットで検索してもっと難しいメニューとか、いろんな料理に挑戦していけたらなと思います」

 まだ16歳とその可能性は無限大。アイドルとしてさらに大きな花を咲かせるべく、信濃は突き進む。

□信濃宙花(しなの・そらは)、2003年8月9日生まれ、兵庫県出身。STU48ドラフト3期生。天真爛漫なトークでグループに勢いを生むムードメーカー。イジられ役としても知られ、“定位置”である「10番のマイク」が会話途中で切られるというオチは定番になっている。2020年の目標は「16人選抜入り」、今ハマっていることはDIY。ニックネームは「そらは」。

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