中村勘九郎、ピンクヘアでイメージガラリ 42歳を前に「やれるうちにやっておこうと」
歌舞伎俳優の中村勘九郎と中村七之助が21日、都内で行われた『錦秋特別公演2023』の取材会に出席した。
石田三成役の七之助“アウェイ“エリアに「たぶん温かく迎えてくださる」
歌舞伎俳優の中村勘九郎と中村七之助が21日、都内で行われた『錦秋特別公演2023』の取材会に出席した。
同公演は、中村屋一門が2005年から毎年行っている全国巡業。東京の歌舞伎座まで歌舞伎を見に行くことができない地方の人々のために始まった公演で、今年で19年目を迎える。
『錦秋特別公演2023』は、勘九郎と七之助、中村鶴松らが全国14か所をまわる公演(10月5日~21日)。今年は舞踊として156年ぶりの復活となる「天日坊五十三次より『桑名浦乙姫浦島(くわなのうらおとひめうらしま)』」(作・河竹黙阿弥)と、吉原仲之町を舞台にした『女伊達(おんなだて)』を上演するほか、恒例のトークショーも用意されている。
勘九郎は、髪の毛を薄いピンク色に染めて登場。「髪の色は気合い?」と聞かれると、「今年42歳になるんですけども……、(髪の色を変えるのも)限界かなと思って」と笑いを誘い、「やれるうちにやっとこうと。何ごともね。そういう気持ちの表れです」と意気込んだ。
七之助は15日に、NHK大河『どうする家康』(日曜午後8時)に石田三成役としてレギュラー出演することが発表されたばかり。「関ヶ原の戦い」で主人公の徳川家康(松本潤)と対決し敗れる役どころ。
今回の巡業では“敵地”である愛知県(刈谷市総合文化センター)や静岡県(富士市文化会館)を周ることから、「“アウェイ”の中でどのような気持ちで公演を?」と石田三成役にかけた質問が。
七之助は「アウェイとは思ってないですけどね」と笑い、「愛知県も静岡県もよく(行きますし)、僕たち、御園座も4月に出させていただきました。刈谷にも足しげく通っています。アウェイという気持ちではやりませんので、たぶん温かく迎えてくださると思っています!」と答えた。また「ドラマの中では(家康と)敵対いたしますが、どういう石田三成像になるのかというのは楽しみに待っていてくださいませ!」と語った。