バスタ新宿のトイレにテープでふさがれたネジや穴…盗撮危惧する声も 国交省に真相を聞いた
新宿駅南口にある高速バスターミナル「バスタ新宿」の女性用トイレにて、不審物を発見したとの投稿が話題を呼んでいる。ネット上では、ネジ型の小型カメラによる盗撮を危惧する声も上がっているが、実態はどうなっているのか。問い合わせを受けトイレを点検したという国土交通省に話を聞いた。
ネジ型の小型カメラによる盗撮を危惧する声も
新宿駅南口にある高速バスターミナル「バスタ新宿」の女性用トイレにて、不審物を発見したとの投稿が話題を呼んでいる。ネット上では、ネジ型の小型カメラによる盗撮を危惧する声も上がっているが、実態はどうなっているのか。問い合わせを受けトイレを点検したという国土交通省に話を聞いた。
「バスタ新宿の出発階女子トイレ、この有様です。塞いであるけど外せないのか? だいたい、これ仕掛けたの、女か女装した男ってことだろ? 治安とは?」
今月17日、個室トイレの壁に無数に空いた穴やネジを上から黒いテープでふさいだ画像がネット上で拡散。投稿は9000件を超えるリツイート、1.8万件のいいねを集めるなど話題を呼んでおり、「ええ!? こんなにあるのが全部カモフラージュカメラ!? 信じられない数ですね…管理会社どうなってんだろう…」「ヤバすぎるヤバすぎるヤバすぎるヤバすぎる。ここも警官警備員必要では…」「東京怖い」「ひでーなこれ。もう男女問わずガムテープ持参してズボン下ろす前に色々調べてペタペタしなきゃやん」と小型カメラによる盗撮被害を不安視する声が多数上がっている。
バスタ新宿を所有する国土交通省東京国道事務所の担当者は、ENCOUNTの取材に「お問い合わせを受け、20日に施設内の全てのトイレを点検したところ、4階の女性用トイレの個室の1つで黒いマスキングテープが貼られているのを確認しました」と回答。一方で小型カメラのようなものは確認できなかったという。
バスタ新宿のトイレでは、ペーパーホルダーやウォシュレットのボタンといった設備を増設した関係で、壁を挟んだ隣の個室にネジが出ていたり、穴が空いたままになっている箇所が複数あるといい、「写っているのはあくまで設備上のネジになります。これは推測になりますが、おそらく不安に思われた利用者の方がお手持ちのテープでふさがれたのではないでしょうか」と担当者。同様の問い合わせは5月にも1件寄せられたという。
今後の対応については「不安に思われている利用者の方もいらっしゃるので、早急にネジの穴を埋める、見えないようにするなどの対応をする予定です」としている。