内野聖陽が主演、映画『春画先生』追加キャストが解禁 春画愛をコミカルに描く
俳優の内野聖陽が主演を務める映画『春画先生』の追加キャストが19日に発表。俳優の柄本佑、白川和子、安達祐実が出演することが分かった。
春画への探求心で繋がった師弟コンビの“推し活”を描く、異色の偏愛コメディ
俳優の内野聖陽が主演を務める映画『春画先生』の追加キャストが19日に発表。俳優の柄本佑、白川和子、安達祐実が出演することが分かった。
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“春画先生”と呼ばれる変わり者で有名な研究者・芳賀一郎(内野)は、妻に先立たれ世捨て人のように、一人研究に没頭していた。退屈な日々を過ごしていた春野弓子(北香那)は、芳賀から春画鑑賞を学び、その奥深い魅力に心を奪われ芳賀に恋心を抱いていく。やがて芳賀が執筆する「春画大全」を早く完成させようと躍起になる編集者・辻村や、芳賀の亡き妻の姉・一葉の登場で大きな波乱が巻き起こる。それは弓子の“覚醒”のはじまりだった――。
昨年9月に撮影を行った本作は、江戸文化の裏の華である“笑い画”とも言われた春画の奥深い魅力を、真面目に説く変わり者の春画研究者と、しっかり者の弟子という師弟コンビが繰り広げる春画愛をコミカルに描く。
主演に内野、ヒロインに北を迎え、『月光の囁き』(1999年)、『害虫』(2002年)などの先鋭的な作品で映画ファンをうならせてきた名匠・塩田明彦が監督・脚本を手掛ける。
今回解禁となるキャストは、芳賀が遅々と執筆する「春画大全」の編集者で、芳賀の執筆意欲を取り戻すため公私の境なく奔走する辻村俊介役に、日本映画界になくてはならない存在の柄本。
そして1967年のデビューから映画界で長年功績を重ねる白川は芳賀家三代にわたり仕える本郷絹代役を演じる。
さらに同世代の女性層から人気を誇る安達は芳賀の亡妻・伊都の姉で芳賀と弓子にある試練を与える藤村一葉役を熱演。強者ともいうべき豪華な演技者たちが、怪演する内野、北をさらに深みへ導く面妖な役柄で集結した。
以下、各出演者のコメント。
○柄本佑
「通称いい加減な色男・辻村俊介を演りました柄本です。これ僕が言っているのではなく塩田監督が衣装合わせの時に辻村に与えた通称です。しかし、まさしくそれがしっくりときました。台本上に居る辻村はイケメンではなく、まさに色男でした。頑張りました。是非映画館で塩田監督による軽妙洒脱艶っ艶色春画噺をお楽しみ下さい。(ナンノコッチャ)」
○白川和子
「脚本を読み終え、50年程前の撮影現場に引き戻され、新鮮な気持ちにさせて頂きました。「春画」のおおらかさ、遊び心に少しでもお役にたてればとの思いで、本郷絹代役に挑戦! 75歳のおばあさんですが、北香那さん演じる春野弓子に嫉妬する女心が少しでも表現出来れば…私の飽くなき挑戦は続きます。性の美学『春画先生』に乞うご期待ください」
○安達祐実
「私が演じた藤村一葉は、芳賀と弓子を更なる深みへと誘い込む役です。3人の関係はとても特異ではありますが、芳賀と弓子にとって、一葉はなくてはならない存在であり、そこに流れている愛や時間はとても尊いものだと思えて来ます。3人の場面の撮影は、濃密な共犯関係のような空気が流れ、せつなくも楽しい時間でした。塩田明彦監督の世界を、たっぷりと楽しんでいただけたらと思います」