渋谷ABEMAS・藤田晋監督、退任へ “代打オレ”に心残りも「チェアマンに専念します」
プロ麻雀リーグ・Mリーグの渋谷ABEMASが16日、4人の選手と契約締結したことを発表した。併せて、同リーグのチェアマンでもあり、株式会社サイバーエージェントの代表取締役を務めている藤田晋氏が、監督を退任することが分かった。
4人の選手との契約締結も発表
プロ麻雀リーグ・Mリーグの渋谷ABEMASが16日、4人の選手と契約締結したことを発表した。併せて、同リーグのチェアマンでもあり、株式会社サイバーエージェントの代表取締役を務めている藤田晋氏が、監督を退任することが分かった。
同チームを運営するサイバーエージェントがホームページ上で、多井隆晴、白鳥翔、松本吉弘、日向藍子の全4選手との契約締結と、監督の交代を発表した。
さらにチームのツイッターでは、「監督の退任および就任のご報告」と題して、「この度、藤田晋監督が #Mリーグ 2022-23シーズンを持ちまして、#渋谷ABEMAS の監督を退任いたします。また新監督には、塚本泰隆の就任が決まりましたので、合わせてご報告いたします」とした。
監督を退任する藤田氏も自身のツイッターに、「Mリーグの監督とチェアマンを兼任するのは無理があると自分でもずっと思ってましたが、5年目にしてABEMASが優勝し、シャーレを自分で渡せて諦めがつきました。チェアマンに専念します」と心境をつづると、「『代打オレ』が出来なかったのも心残りですが、引き継ぎ渋谷ABEMASをよろしくお願いいたします」(原文まま)と記して、チームへの応援を呼びかけた。
ホームページで発表された藤田氏、塚本泰隆新監督のコメントは以下の通り。
○藤田晋氏
「Mリーグ2022-23シーズン『渋谷ABEMAS』は、念願の優勝を果たすことができました。チームを支えてくださるファンやサポーター、スポンサー、関係者の皆さま、そして選手の皆さん、本当にありがとうございました。今回の優勝を機に、私自身は『Mリーグ』チェアマンに専念し、『渋谷ABEMAS』の監督は後任に引き継ぐことを決めました。世界一面白いゲーム・麻雀を多くの人とともに楽しみたいという気持ちは、これからも変わりません。6年目を迎える『Mリーグ』が、今後ますます大きな熱狂を皆さまに届けられるよう、チェアマンとして尽力していきたいと思います。これからも、『Mリーグ』と『渋谷ABEMAS』をどうぞよろしくお願いいたします」
○塚本泰隆氏
「この度、藤田より『渋谷ABEMAS』の監督を引き継ぐこととなりました塚本泰隆です。『渋谷ABEMAS』悲願の優勝を機に、『Mリーグ』チェアマンに専念するという藤田の意向を受け、今回監督のバトンを引き継ぐこととなりました。『Mリーグ』ひいては麻雀に対する、藤田の熱い思いを一番近くで見てきた人間の一人として、『渋谷ABEMAS』連覇のために精一杯尽力できればと思っています。どうぞ皆さま、よろしくお願い申し上げます」