とにかく明るい安村、イギリスでの爆笑は笑われていた? 「どちらもある」と苦笑い
英国の人気オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』(BGT)で日本人初の決勝進出者となったお笑いタレント・とにかく明るい安村(41)が16日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で“凱旋”記者会見を行った。硬軟問わずさまざまな質問があがる中、安村は芸人らしく回答していった。
日本外国特派員協会で異例の“凱旋”記者会見
英国の人気オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』(BGT)で日本人初の決勝進出者となったお笑いタレント・とにかく明るい安村(41)が16日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で“凱旋”記者会見を行った。硬軟問わずさまざまな質問があがる中、安村は芸人らしく回答していった。
定刻の午前10時、安村は英国旗が描かれたバスローブに身を包んで登場。「Don’t worry I’m wearing」とネタを披露するも、取材陣の数人が「パンツ」と返したのみで、微妙な空気で会見はスタートした。
そのままパンツ1枚で会見。「こんなに集まってくださることもないので感謝しています。日本の方がさんざん見たと思いますが、今日は明るくやっていきます」とあいさつした。
主な一問一答は下記の通り。
――コメディは目的が必要ですか。世界の中でお笑いが果たす役割とは。
「僕に聞かれても……(笑)。日本でも正統派ではないので。ただ、頭を使う必要のない笑いなので、世界中の人が楽しんでいただければと思います」
――この後、ブロードウェイに進出してはどうでしょう。
「そうですね。やりたいですね。アメリカとかでもやりたいですし、許されるならブロードウェイでもやりたいです。(NFLの)スーパーボウルでもやりたいです。世界中で全裸ポーズをやりたいです」
――笑っているのか、笑われているのか。
「どちらもあるでしょうし、どっちにしてもウケているので良かったです」
――英国のテレビ番組でオーディションに出ようと思った理由は。
「吉本の意向です。海外に力を入れているので。それで引っかかってですね。その前もアメリカの番組に出る話がありましたが、コロナで流れました。でも、アメリカだと『アンダーウェア』で、イギリスは『パンツ』。(イギリスが先で)それで良かったと思います」
――日本のお笑いが英国で通用する感じはありましたでしょうか。
「いえ。最初は旅行気分でお土産が買える程度の思いでした。ただ、2017年、裸がダメな韓国で(肌色の)全身タイツを着て芸を披露したらウケが良かったので、イギリスでもいけるかなとは思っていました」
――言葉の壁は大きいと思すが、どんな工夫を。
「僕のネタはあんまり言葉は関係ないので、やりやすかったです。英語(レベル)は中学英語で止まっているので、審査員の方が何を言っているのか、わけが分からなかったです(笑)。ポーズでごまかしました」
安村はBGT準決勝で敗退したが、ワイルドカード枠で復活。日本人初進出の4日(日本時間5日)の決勝で優勝は逃したものの、会場を大いに沸かせていた。帰国後は10日、東京・ルミネtheよしもとで行われた劇場公演に出演。英国旗が描かれたバスローブに身を包んで7番手で登場し、大きな拍手が巻き起こる中でポーズを決め「ハロー! ジャパン!」とあいさつ。ネタでは「安心してください、はいてますよ」の英訳「Don’t worry I’m wearing」も決めセリフに交え、会場を沸かせた。
同協会では、2016年2月にパックンマックンのパックン(パトリック・ハーラン)が2016年2月に会見した例などがあるが、お笑いタレントが“凱旋”で会見に登場するのは初めてになった。