川崎麻世、ホラー映画撮影の恐怖エピソード語るも…若手共演者「川崎さんが怖かった」
タレントで俳優の川崎麻世が15日、都内で行われた映画『ヒッチハイク』(7月7日公開)の完成披露舞台あいさつに主演の大倉空人、中村守里、平野宏周、山田雅史監督とともに登壇した。本作にまつわるトークで会場を盛り上げた。
「カウボーイの格好」で異質な雰囲気を醸し出す
タレントで俳優の川崎麻世が15日、都内で行われた映画『ヒッチハイク』(7月7日公開)の完成披露舞台あいさつに主演の大倉空人、中村守里、平野宏周、山田雅史監督とともに登壇した。本作にまつわるトークで会場を盛り上げた。
今回、主人公らを恐怖のどん底に引きずり込むサイコパス一家の父・ジョージ役を担当した川崎。撮影中の恐怖エピソードを問われて「現場が怖かったですね」と述懐。「場所が山の中で、女子はかわいそうでした。トイレがね、仮設のトイレなんですけど、あそこでいるのも怖い。皆さんだから、『トイレ行きたい人!』って言って、皆団体になって、バスで移動してトイレに行くとか。必ず誰かと一緒じゃないと何が出てくるかわからない」と現場の様子をおどろおどろしく描写。
次いで「あと小道具とかで指が落ちてたりして。(作り物の)内臓が置いてあるとか。『うわ~っ!』『今の何!?』みたいな。現場歩くとちょっと怖かったですね」と振り返り、詰めかけた観客から悲鳴が漏れるも、平野宏周は「僕らは、その『何っ!?』となってる川崎さんが怖かった。(現場で異質な雰囲気を醸し出す)カウボーイの格好してますし」と笑った。
それでも平野は「でも誰よりもカウボーイの格好が似合ってました」とフォロー。すると川崎は「そうかな? でもおじさんだから、若いパワーに支えられながら、無事撮影が終わった感じ」と言い、さらに「60ですもん! (20代前半の共演陣と)世代が離れすぎてるけど、『そんなに差を感じない』と言ってくれるのが心の救いだった」と感謝した。
平野が「一番カッコいいですもん!」とさらにヨイショすると、川崎は「そうでもないよ~」と髪をなでて白い歯をこぼし、まんざらでもない様子。ダンディーな色気を出す川崎を見て平野は「ずるいっすわ~」と笑みをこぼした。
川崎は登場時、ジョージになりきって、本作のキーとなるスイス民謡『おおブレネリ』の「いやああああほおおおおー!!」をアカペラで熱唱しながら乱入。さらに、前日14日が20歳の誕生日だった中村をサプライズで祝い、花束を手渡した。
同作は、かつて一世を風靡(ふうび)した2ちゃんねるオカルト版スレッド「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?」(通称、洒落怖)の中でも、最もトラウマになると怖れられ、多くのまとめサイトで殿堂入りを果たしている「ヒッチハイク」を実写化した都市伝説ホラー。辺鄙な山道でヒッチハイクをしたばかりに、狂気の一家に追われる若者たちの末路が描かれる。
※川崎麻世の「崎」の正式表記は「たつさき」