有田哲平「ここ半年間で一番笑った」 『有ジェネSeason9』が生み出す“新しい変なお笑い”とは
お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの有田哲平がMCを務め、バイきんぐの小峠英二が進行を担当する動画配信サービス・Paraviのバラエティー番組『有田ジェネレーション Season9』(#6~#10)が5月26日から配信された。今回、収録直後の有田と小峠を直撃。番組の見どころを語り合ってもらった。
Paraviで配信中の『有田ジェネレーション Season9』
お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの有田哲平がMCを務め、バイきんぐの小峠英二が進行を担当する動画配信サービス・Paraviのバラエティー番組『有田ジェネレーション Season9』(#6~#10)が5月26日から配信された。今回、収録直後の有田と小峠を直撃。番組の見どころを語り合ってもらった。(取材・構成=猪俣創平)
――約7時間半ほどの収録でしたがいかがでしたか。
有田「えっ、そんな経つの?」
小峠「そんなにやってんだ……」
有田「本当に全部ね、頭痛いくらい笑いましたね」
小峠「久しぶりにすべての収録現場で『もう勘弁してくれよ』ってくらい笑いました。本当に全部が面白かった。本当にすごかった」
有田「掛け値なしに一番笑ったかもしんない、ここ半年間で」
小峠「本当にそうかもしんないですね」
――収録一発目は「チラリズムネタGP」でした。
小峠「これで勢いがついたんですかね?」
有田「眠気まなこで収録に来た感じでしたけど、エロと笑いの融合した企画で、ちょっと目が覚めますよね(笑)」
小峠「ハッハッハッハ!(笑)」
有田「あんなの普通は収録の一発目でやらないですから。でもあれで一回シャキンとなったもんね」
小峠「面白かったですね~」
――とろサーモン・久保田かずのぶの持ち込み企画「おい小峠!有田さんの隣は俺だ!選手権」では、『有ジェネ』おなじみのシーンが見られました。
小峠「いや~あれは大変だったな~。コロナ禍もあって、僕がネタの途中に入るみたいなことができなくなっていて、でも最近やっとそれも緩和されて。だから久しぶりですよね、『オイ!』って叫ぶのをこの現場でやるっていうのは」
――“乱入芸”をするときに気を付けていることは。
小峠「いや、あれは芸ではないです。ただ乱入しているだけで、芸っていうのはおこがましいです」
有田「ハッハッハ(笑)」
小峠「なんとか、どう収めるかは気にしていますかね」
有田「行けと言われたら行くっていうね」
小峠「それだけですから」
――乱入する間合いなどは2人の間で決めごとなどがあるのでしょうか。
有田「いつも小峠が台本で次の展開をチェックしているときに、チラチラ動いているなと思ったらディレクターが『行け』って合図して、小峠が『オイ!』って何も見ていないのに乱入する感じなんですよ」
小峠「そうなんですよ(笑)。何が起こっているのか分からないんですよ。だからとりあえず『オイ!』って言って、そのあと帳尻合わせをしているだけなんですから」
有田「それが小峠の真骨頂ですから、いつ行くか分からないっていうのが面白いんですよね(笑)」
有田哲平「マジで全部面白いし、ぬるくない」
――続いてAマッソ、オダウエダ、ぱーてぃーちゃん、ユーマ&バリネコが参加した「白サイコロで大喜利すごろく」も盛り上がりましたね。
小峠「いや~、面白かった(笑)」
有田「いやいやもう、マジで面白かった。みんなふざけながら、いろんなところでふざけるポイントを勝手に見つけて、大喜利だけじゃなくて、各自の色を出しながらやっていましたしね」
小峠「だから本編のすごろくよりも、サイコロ大喜利の方に比重を置いていたんじゃないかってくらい面白かったですね」
有田「今回は特に女性芸人軍団みたいな感じでしたけど、それもよかったですもんね。男くさくない感じが。あれはずーっとやっていたかったな~」
小峠「バリネコとユーマのね、あの小競り合いも面白いし、バリネコは初大喜利じゃないですか。あいつ一人の人間が初めて大喜利をする瞬間というのをメディアに出すっていうのは面白いですよ。大体普通はライブハウスとかからやるけど、一発目をこのメディアでっていうのはいいですよね」
――今回、有田さんが一番笑った企画は。
有田「トータルだと『白サイコロ』が長時間ずっとおもしろかった。でも、ある意味“裏笑い”としては最後の『エピローグ』(※注 毎回収録終盤でMC二人が一緒にお酒を飲みながら様々な芸人を迎えてトークする有ジェネ“迷”物コーナー)で(笑)」
小峠「ハッハッハ(笑)」
有田「いつも言ってますけど、マジで全部面白いし、ぬるくないというのか、本当にこんな擦れた芸人が腹抱えて笑うことばっかりだし(笑)。どこを切ってもおもしろい番組になっていると思います。他の番組では見られない笑いなので、メジャーなお笑いにちょっと飽きたかなと思った人に、新しい変な笑いがあると思いますので」
――全編を通しで見ても面白いということでしょうか。
有田「そうですね。今回は傑作! 全部見ても面白いと思う」
小峠「本当に今回のやつを見たら、コロナの終焉(しゅうえん)迎えたなって。日常にお笑いが戻ったなっていう実感できるんじゃないかなって」