朝倉未来、タイトルマッチを予想「2Rでクレベルが一本勝ち」 鈴木千裕の勝機は「BreakingDownやるかどうか」
格闘技イベント「RIZIN.43」(6月24日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)では、現フェザー級王者クレベル・コイケと鈴木千裕によるフェザー級タイトルマッチが行われる。同級で戦う格闘家の朝倉未来が試合展開を予想。14日までに自身のYouTubeチャンネルに投稿した。
キックとMMA、二刀流の24歳が王者に挑戦
格闘技イベント「RIZIN.43」(6月24日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)では、現フェザー級王者クレベル・コイケと鈴木千裕によるフェザー級タイトルマッチが行われる。同級で戦う格闘家の朝倉未来が試合展開を予想。14日までに自身のYouTubeチャンネルに投稿した。
キックボクシングとMMAの二刀流を体現している鈴木。2021年11月から、現在5連勝中と波に乗っている24歳だ。ここ数年で力をつけてきた鈴木を未来も認める発言を過去にしていた。
クレベルとの対決となると、対戦経験もあり敗れた未来は手厳しい。「この試合は、もういろいろ勝負論あるって言われてますけど、結構差があると思ってて、普通にクレベル・コイケが一本勝ちすると思います」と率直なコメント。
さらに「鈴木選手、すごい勢いある。BreakingDownみたいな戦い方できるみたいにいろんな人は予想してる。爆発力もあるし、打撃力もある。腰も結構重いし。でもね、鈴木選手はそんなにいけないと思う。クレベルと対面してガンガン前に出られないと思う」と口にした。
その理由についてあげたのが昨年11月の今成正和戦だ。「現に、今成選手とやったとき、全然前に出られなかったじゃん。めっちゃ警戒してた。クレベルは今成選手よりもさらに下からの極めが多彩。その相手にはガンガンいけないと思う」と語った。
対戦したからこそ分かるクレベルの寝技以外の強さにも言及。「クレベルって第3者目線で見るよりも打撃が強い。俺がやってきたなかで打撃のうまさ上位に入るからね。キックボクシングの試合をしても簡単にKOできないと思う。クレベルってこれまでにKO負け一度もないからね。佐々木憂流迦選手の試合で結構ダウンを取られたじゃん? ああいう試合って、クレベルが打撃を意識してなかったからこそ。俺とか鈴木選手とかピットブルみたいなタイプでクレベルが相手の打撃を警戒している状態。そういう選手をKOするのは難しい」と分析した。
タイトルマッチの試合展開については「最初は萩原京平戦みたいに前に出られるとは思う。でもフルスイングで連打はできないし、連打したら組みの展開になっちゃうからね。99%勝つと思う。ピットブルでもあそこまで警戒するくらいだからね。なんかあるのよ、クレベルって。蛇がにらんでるみたいな。対面した人にしか分からない、独特のものがあるんだよね。俺も客観的に見ると打撃弱そうだし、(クレベルが)ビビッて下がっているように見える。でも(対面すると)狙われている感じがある。その辺を(鈴木選手は)分かってないと思う」と語った。
その上で「負けてもいいからBreakingDownやるかどうかだよね。本当にそういう意味でいけるならあれだけど。でも負けたくないじゃん。その状態ではいけないと思うな」と鈴木の勝機について説明した。
結果については「(鈴木選手)腰は強いと思うけど、1回はタックル取られる。引き込みもある。遅くても2Rでクレベルが一本勝ちだな」と予想していた。