「今の政治家は国民感覚が全くない」 苦境に立たされる中小企業経営者に「渡美塾」がアンケート
借入金については長期的なスパンでの返済を検討
資金繰りについて、「運転資金の借入額はどうなりそうですか」には、「コロナウイルス禍以前よりも大幅に増えて、創業以来最大の借入額となる」が約39%で最も多く、次いで「コロナウイルス禍以前よりも大幅に増えた」が約16%と、借入額が急激に増えていることが明らかとなっている。
そして、「借入金の返済計画は立っていますか」には、「返済の目途は立っているが、返済に3年以上はかかりそうだ」が約39%でトップ。「返済の目途はまったく立っていない」という、返済計画を立てられない経営者も約22%と、借入金の返済は長期的なスパンで見なければならないとする声が多く集まっている。
最後に「中小企業経営者の声が政治に届いていると感じますか」の項目では、「まったく届いていない」に約33%、「あまり届いていない」には約37%と、全体の70%超の経営者が声が届いていないと感じおり、「何故、これほど過剰な自粛を政府は求めるのでしょうか?」、「政治を変えない限りこの苦境は乗り越えられない」、「今の政治家は経営者の感覚だけでなく、国際感覚が全くない、国民を考える気持ちがなく、誰のための政治なのかが見えない」など批判的な意見が集まっている。
今回のアンケートでは、長期に渡る外出自粛の影響で中小企業経営者が、いかに経済的なダメージを負っているかが如実にわかる結果となっている。
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【表】苦境に立たされる中小企業経営者のリアルな声が…