【風間公親-教場0-】昏睡状態の“遠野”に衝撃展開 視聴者「ちょっとだけ目を開けた」

俳優の木村拓哉が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ『風間公親-教場0-』(月曜午後9時)の第10話が、12日に放送された。今回は入院中だった新人刑事・遠野章宏(北村匠海)の結末が明らかになった。

北村匠海【写真:ENCOUNT編集部】
北村匠海【写真:ENCOUNT編集部】

風間の義眼から涙が「鬼の目にも涙」

 俳優の木村拓哉が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ『風間公親-教場0-』(月曜午後9時)の第10話が、12日に放送された。今回は入院中だった新人刑事・遠野章宏(北村匠海)の結末が明らかになった。

 同作は、2020、21年に新春SPドラマとして放送された『教場』『教場II』シリーズの連続ドラマ。『教場』『教場II』では神奈川県警の警察学校を舞台に、木村演じる冷徹で“最恐”の教官・風間公親(かざま・きみちか)が生徒たちをふるいにかけたが、今回は風間が警察学校に赴任する前に、“刑事指導官”として新人刑事を指導していた時代を描く。

 キャリアの浅い若手刑事が風間とバディを組まされ、実際の殺人現場で捜査の基本を叩き込まれていく教育システム・通称“風間道場”。風間教場に選ばれた新人刑事は自分の無力さを痛感しながら成長していく。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 第5話から登場し、第6話で刺されてしまった遠野。犯人は15年前に風間が逮捕した殺人犯で、出所後は凶器の千枚通しを使い風間の周辺に現れていた。遠野は強盗犯の張り込み中、風間の目の前で滅多刺しにされてしまい、病院で治療を受けている。一命は取り留めたものの、意識はまだ戻っていなかった。

 見舞いに来た風間の事務員・伊上幸葉(堀田真由)は、遠野に話しかける。風間道場にやって来た新人刑事の態度について、「変な人なの。いつもだるそうだし突っ張っちゃってさ~。でも風間さん、クビにしないの。なんか持ってんのかもね~」と明るく伝え、「ねぇ、風間さん、変ね人好きよね。花が好きなイケメン刑事(デカ)とか」と寝ている遠野を指さす。しかし返事のない遠野を見て、切ない表情に。伊上は棚にあめを置くと、「また来るね」と笑顔で病室を後にした。

 すると遠野のまぶたがひくつき、うっすらと目が開いた。そして再び目を閉じた。病室には遠野の好きな「スイカズラ」の花が飾られていた。

 その後、遠野の容態が急変し昏睡(こんすい)状態に。伊上は事件の捜査へ向かう風間を呼び止め、「病院に行ってください。遠野さんの容態が……」と告げる。しかし風間は「被疑者と面会がある」と車に乗り込んだ。

 事件を解決した風間が病院に向かうと、廊下では多くの警察官が泣き崩れていた。足早に病室へ向かう風間の前に、伊上が現れる。目に涙を溜めた伊上は、怒りと悔しさを滲ませた表情で風間の胸をたたく。

 遠野の病室に着いた風間は、県警本部捜査一課調整官の眞堂丈史(小林薫)から、「4時20分だ」と遠野の死亡時刻を伝えられた。風間は遠野に向かって姿勢を正すと、頭を下げた。

 ひとりで剣道場に向かった風間は、木刀で素振りをしながら遠野との出会いを思い出す。交番勤務行きを告げられても、「僕は刑事を辞めるわけにはいかないんです」と諦めなかったこと。高校時代に剣道部の女子同級生と死別していたこと。その同級生から警察官になる夢を応援してもらっていたこと。その同級生が「スイカヅラ」が好きで、警察学校時代に大事に育てていたこと。事件を解決に導き、風間から運転席を任せてもらったこと。

 また病室で、眞堂は風間に遠野の最期の言葉を伝えていた。「最後に、意識を取り戻した。『僕は……刑事になれませんか』って……言うんだよ」。その言葉は、遠野が刺された際に風間にたずねていた言葉だった。木刀を力強く握りしめる風間の義眼から、涙が流れた。

 同じ頃、伊上は遠野の遺品を整理し、血まみれになっていたスマートフォンや警察手帳を拭いていた。手帳の中には遠野が大事にしていた写真が入っており、「あなたの夢がかなうことを祈ってます。必ずかなえて!」と同級生からのメッセージが書かれていた。遠野のことを思いながらあめをなめた伊上も、涙を流した。

 遠野の死という結末に、「遠野――??」「遠野……生きてて欲しかった……」「ちょっとだけ目を開けたのにな」とショックを受ける声が。「教場IIで『花が好きだった刑事がいたんだ』ってセリフがあったから覚悟してたけど辛い」と、結末を予想しつつも悲しむ視聴者も。また風間の涙に、「鬼の目にも涙」「グッときた。風間の涙」「風間公親の涙がツライ」「風間の義眼から涙出てるのも泣けたね」と、感情が揺さぶられる視聴者も多く見られた。

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