コロナ禍のNY市民を救済する特別番組にクオモ知事、デ・ニーロ、ビリー・ジョエルら豪華メンバーが集結!
ビリー・ジョエルが日本時間の12日、新型コロナウイルスにより打撃を受けたニューヨークの地元市民を救済するため、チャリティ番組でパフォーマンスを披露した。
ビリー・ジョエル、コロナ禍の地元NY市民を救済するチャリティ特別番組に出演!
ビリー・ジョエルが日本時間の12日、新型コロナウイルスにより打撃を受けたニューヨークの地元市民を救済するため、チャリティ番組でパフォーマンスを披露した。
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9日に71歳の誕生日を迎えたビリー・ジョエルは、経済的困難にあるニューヨーク市民を救援するチャリティ団体「Robin Hood Foundation」による、新型コロナウイルス救済チャリティ特別番組「Rise Up New York!」に出演した。
サタデー・ナイト・ライブで知られるティナ・フェイや、ロバート・デ・ニーロ、ジェニファー・ロペス、バーブラ・ストライサンド(声のみの出演)など、豪華なメンバーが番組ホストを務め、ニューヨークと縁の深いアーティストがスペシャルパフォーマンスを披露した。
トップバッターとして登場したマライア・キャリーは「スルー・ザ・レイン」を熱唱し、続けてスティングは「メッセージ・イン・ア・ボトル」を、アリシア・キーズは「グッド・ジョブ」、そしてボン・ジョヴィは「イッツ・マイ・ライフ」、を披露した。
番組の最後にニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモが登場し、「ニューヨークのスピリットを体現する人物として、彼以上の人は思い当たらない。世界的スターである前に生まれも育ちもニューヨークの生粋のニューヨーカーで、私の友人であり、ブラザーであり、デラとレミーの父であり、そして“ピアノ・マン”である、Mr.ビリー・ジョエル!」と高らかに紹介すると、ビリーはピアノで印象的なイントロを弾き「マイアミ2017」を演奏した。
「マイアミ2017」は「破滅的な災害後に多くのニューヨーカーがマイアミに隠退し、曲の語り手が2017年になって孫へ当時の惨状を語って聞かせる」という世界観が曲に流れており、「ブロードウェイの灯が消えてしまった/エンパイア・ステートビルは倒され/壮大な摩天楼が崩れ落ちるのを見た/人々はみなずっと前に去ってしまった/マンハッタンは海に沈められた」という予言めいた歌詞を持つ。
かつてビリーは、9・11直後に開催されたイベントで「この曲はこのまま空想の歌になっていくのだろうと思っていたが、まさか現実のことになろうとは。しかしこの曲の結末とは違い、我々はどこにも逃げたりしない!」と語っていた。
今回はタイムズ・スクエアにある13の大型ビジョンにパフォーマンスの様子がリアルタイムに映し出され、更には曲に合わせて「エンパイア・ステート・ビル」がライトアップされるなど、感動的な光景がニューヨークのど真ん中に出現。ビリーは、「ニューヨークよ、ステイ・ストロング(強くあれ)。マスクを着けてくそったれウィルスに感染しないように!」との言葉と共に、その感動的で力強いパフォーマンスを終えた。
「Robin Hood Foundation」は最終的に1億1500万ドル(約123億6500万円)の救済資金が寄付されたと伝え、収益金は、食事やシェルター、教育、健康問題などで支援を必要とするニューヨーカーに全額寄付されるという。