【ラストマン】過去と向き合う決意をした心太朗 バディ復活に安堵の声「戻って良かった」
俳優で歌手の福山雅治が主演を務め、俳優の大泉洋が共演するTBS系連続ドラマ『ラストマン-全盲の捜査官-』(日曜午後9時)の第8話が、11日に放送された。今回は大泉演じる警察庁人材交流企画室の室長・護道心太朗(ごどう・しんたろう)が、ついに実親の起こした事件と向き合う決意をした。
41年前の事件は冤罪? 政治家・弓塚の存在も
俳優で歌手の福山雅治が主演を務め、俳優の大泉洋が共演するTBS系連続ドラマ『ラストマン-全盲の捜査官-』(日曜午後9時)の第8話が、11日に放送された。今回は大泉演じる警察庁人材交流企画室の室長・護道心太朗(ごどう・しんたろう)が、ついに実親の起こした事件と向き合う決意をした。
同作は、脚本家・黒岩勉が描く1話完結の完全オリジナルドラマ。福山演じる全盲のFBI(アメリカ連邦捜査局)特別捜査官・皆実広見(みなみ・ひろみ)と心太朗がバディを組み、事件を解決していく。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
41年前に心太朗の父親で料理人の鎌田國士(かまたくにお/津田健次郎)が起こした強盗殺人放火事件。その被害者は皆実の両親で、皆実自身もそのときのけがが原因で失明した。犯罪者の息子となってしまった心太朗は、元警察庁長官・護道清二(寺尾聰)の養子となる。
心太朗は、皆実が41年前の事件を調べ直し、心太朗の実父に接触するつもりで来日したことを知り、「ふざけるな!」と憤る。皆実は「あなたのお父さんは、本当に悪人だったのでしょうか」と問いかける。心太朗は「そんなことは今更どうだっていい!」と言い返すと、「あなたは、真実を知ることから逃げているだけですよ」と続ける皆実を無視して出て行った。心太朗はバディを解消し、室長の職を辞退した。
心太朗の義兄で警察庁次長・警視監の護道京吾(上川隆也)は、心太朗が皆実の過去を知ってしまったことを清二に報告する。皆実が事件の捜査を続けることについて、「もしもあの事件が冤罪(えんざい)だったということになれば、当時理事官として捜査を監督していた父さんの、ひいては護道家の名に傷がつく」と語る。さらに、皆実家が京吾の妻・汐里(森口瑤子)の父親で政治家の“弓塚先生”と「浅からぬ関係」だったと告げると、「余計な何かが出てくれば、先生ばかりでなく、妻の汐里の名誉にもかかわります」と心配した。
このシーンにSNS上では、「ん?弓塚??汐里さんのお父様が政治家???」「奥さんのお父様…なかなか複雑ね」といった反応が。
心太朗と離れて行動していた皆実は、バスジャックに遭遇する。皆実と心太朗は離れていながらも互いの意図を読み取り、事件を解決へと導いた。バスジャック犯に撃たれ負傷した皆実は回復したものの、アメリカへ帰国することに。
別れの日、心太朗は点字で書かれた捜査一課の寄せ書きを持って訪れ、空港まで送るという。皆実は「大切なのは、自分の目で確かめることです」と語り始める。
「『鎌田國士は金銭目的で強盗に入り、私の両親を殺害した』と調書には書いてあります。しかし、あんなにおいしい魚の焼き方や、あんなに素直な将棋の手筋を教える人が、金のために人を2人も殺し、挙句、家に火を放つようなことをするでしょうか。この事件の裏には、もっと複雑な事情が隠されているはずです」
まるで事件が冤罪かのように話す皆実に心太朗は、「鎌田は犯人ではないと、本気で思ってるんですか?」と尋ねる。皆実は「鎌田が私の両親を殺した動機には、謎があります」と語り、「彼は何かを隠している。その理由がなんなのか。それを知ったとき、護道さんは今よりももっとつらい現実を突きつけられることになるかもしれません」と伝えた。
犯人への恨みもあったと明かす皆実は、両親が殺された理由を知りたい一心で犯罪心理学を学び、FBIに入った。「私一人では無理なんです、助けが必要なんです」と伝えた皆実は、「護道さん、もう一度、私の目になっていただけませんか」と頭を下げた。
「結果、知らなければよかった現実を突きつけられるだけかもしれませんよ。皆実さんにとっても」と答える心太朗。皆実は、「過去の事実を知ったからといって、私も護道さんも、なんにも変わらない。我々はそんなに、ヤワじゃありませんよね」と笑顔を見せる。
心太朗は「アグリーです。私も41年前の事件に向き合います」と伝え、皆実に近づくと右腕を差し出した。皆実はその腕をつかみ、2人は再びバディとなった。
過去の事件に向き合うことになった2人。SNS上では「最強のバディの絆が戻って良かった」と安堵(あんど)の声が。また「ついに41年前の事件の真相に迫っていくんですね」「裏にドでかい秘密がありそう」と今後が気になるコメントも多く見られた。