強キャラ登場もネタキャラに“転落”…人気漫画に登場する愛すべき残念キャラ3選
『キン肉マン』(作:ゆでたまご)に登場するウォーズマンや『BLEACH』(作:久保帯人)の朽木白哉など、初登場時に圧倒的な強さを見せつけるキャラはストーリーを盛り上げる重要なスパイス。しかし途中で活躍が目立たなくなったり、変な行動で悪目立ちするようになったりするパターンが散見される。そんな初登場時は実力者だったのに、ネタでいじられるようになってしまった残念キャラを3人紹介していこう。
根強い人気を誇る愛すべき残念キャラたち
『キン肉マン』(作:ゆでたまご)に登場するウォーズマンや『BLEACH』(作:久保帯人)の朽木白哉など、初登場時に圧倒的な強さを見せつけるキャラはストーリーを盛り上げる重要なスパイス。しかし途中で活躍が目立たなくなったり、変な行動で悪目立ちするようになったりするパターンが散見される。そんな初登場時は実力者だったのに、ネタでいじられるようになってしまった残念キャラを3人紹介していこう。
○『ドラゴンボール』(作:鳥山明)/ベジータ
『ドラゴンボール』のネタキャラとして、昨今ではベジータが話題になっている。初登場時はドラゴンボールを狙って地球に現れた強敵として、圧倒的な強さでZ戦士だけでなくジャンプ読者をも震え上がらせた。その後のフリーザ編では一時的な主人公・悟空と共闘関係になり、セル編以降では悟空のライバルであり頼れる味方キャラとして人気を確立していく。
しかし、破壊神ビルス編では、真面目な顔で謎のダンスを踊る姿がコミカルすぎると話題に。ベジータにある悟空のライバルで実力者のイメージから、一気にマヌケなダンスを披露するドラゴンボール屈指のネタキャラに変貌したのだ。
○『ブルーロック』(原作:金城宗幸、作画:ノ村優介)/吉良亮介
『ブルーロック』は、サッカーW杯優勝のために最高のストライカー養成施設「ブルーロック」に入った高校生サッカー選手が激闘を繰り広げるストーリーだ。失格になったら日本代表入りする資格を永久に剥奪されるというデスゲーム要素も取り入れた、異色のスポーツマンガでもある。吉良亮介はU-18代表に飛び級で召集され、「日本サッカー界の宝」と周囲から評価されるほどの実力者。高校生サッカーでは目立った成績を残していない主人公にも気さくに話しかけるなど、人柄の良さも兼ね備えた典型的な強キャラだ。
第1話冒頭から頻繁に登場し、主人公にも優しく強キャラであることから「今後は主人公の相棒キャラになっていくのか」と思われていた吉良。ところが読み進めると、なんと吉良は最初の脱落者を決めるテストで脱落してしまう。前半で実力者のように描かれていたのに、いきなり敗退してしまう見事な噛ませ犬っぷりがネットで話題に。結果的には1話で退場となった吉良だが、ネット上では愛すべきネタキャラとして語り継がれている。
○『ONE PIECE』(作:尾田栄一郎)/ドンキホーテ・ドフラミンゴ
週刊少年ジャンプの看板マンガ『ONE PIECE』にも、強キャラのはずがネタキャラ扱いされてしまっている残念キャラがいる。王家七武海の1人で「七武海でもっとも危険な男」と評され、主人公・ルフィ率いる麦わらの一味を壊滅寸前まで追い込んだドンキホーテ・ドフラミンゴだ。世界政府に海賊行為を認められた七武海でありながら、人身売買や人造悪魔の実の取引で裏社会に多大な影響力を持つ裏の顔を持つ強敵である。
しかし、実は41歳という年齢なのにとても派手なパリピ的外見であることや、ドレスローザ編で1日で何人もの強敵と連闘する様子が「1日のスケジュールがハードすぎだろ」とネットでいじられはじめる。監獄に入ったあとも「けっきょく新聞の差し入れもらえてない」「鎖をガシャガシャしすぎてて笑える」などドフラミンゴの一挙一動にツッコミを入れられるネットのいじられキャラになってしまった。
ストーリーのメインキャラとして退場しても、読者から再登場が期待されているほど人気が高いのも残念キャラたちの特徴だ。今後も愛すべき残念キャラたちの動向に注意が必要だろう。