俳優の広瀬すずが10日、都内で行われた映画『水は海に向かって流れる』の公開記念舞台あいさつに出席。6月19日に25歳の誕生日を迎える広瀬に向けて、サプライズで特製ケーキが用意された。

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　作品をイメージしたカラフルなケーキが目の前に運ばれてくると、満面の笑み。共演した戸塚純貴がハッピーバースデーソングを歌ったほか、会場の観客が声を揃えて「おめでとう！」と祝福し、広瀬は「ありがとうございます！　すごいうれしい。この作品での思い出がまた一つ増えて、幸せ」と喜んだ。

「大人になった」と思う瞬間を聞かれると、「生活している中ですごくある」といい、「いままではお腹いっぱいが苦しかったけど、腹八分目の意味がわかるようになった。朝活で走ろうと思ってマネージャーさんたちと走ったり。それを気持ちいいと思った。いままでは寝ていたいと思ったけど……。どんどん健康志向になっている」と変化を明かした。

　本作では26歳のOLを演じたが、仕事しているシーンがなかった広瀬。25歳以降は「この年齢になったからこそ演じられるもの、20代半ばしかできない役どころをやってみたいです。これまで働く女性を演じる機会が少ないほうだった。いままでにない経験なので、すごく楽しみにしています」と声を弾ませた。

　本作は、田島列島氏による同名漫画が原作。叔父の家で個性豊かな人々と共同生活をスタートさせた高校1年生の直達が、「恋愛はしない」と宣言する26歳のOL・榊千紗と出会い、淡い想いを抱いていく……というストーリー。

　前日（9日）に初日を迎え、「ありがたいこと。こうしてみんなでここに立っていると公開したんだなって実感した」と感謝。「この映画の感想は人それぞれ違う。受け取り方がいっぱいある作品です。周りの知り合いや友人がどんな反応をしてくれるのか、気になりますね」と語った。

　舞台あいさつにはそのほか、大西利空、當真あみ、メガホンをとった前田哲監督も参加した。