新垣結衣『違国日記』で主演「じんわりとしたあたたかさが感じられる作品」 人気漫画が映画化
俳優の新垣結衣が映画『違国日記』で主演を務めることが6日に発表された。累計販売数125万部を突破した人気女性コミックの実写版となる。2024年に公開予定。
2024年に公開予定の映画『違国日記』
俳優の新垣結衣が映画『違国日記』で主演を務めることが6日に発表された。累計販売数125万部を突破した人気女性コミックの実写版となる。2024年に公開予定。
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原作は、映像化された名作漫画を数多く輩出する女性コミック誌『FEEL YOUNG』(祥伝社)にて2017年7月号から掲載がスタートした同名漫画。人見知りな30代女性と縁遠いめいとまったく性格も異なる2人の奇妙な交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩みを鋭くも優しい視点であぶり出している。また、10代の繊細な心情が描かれている本作は、“心が救われる”“人生の本棚直行”と、多くの人々の心をつかみ、「マンガ大賞2019」第4位、宝島社「このマンガがすごい!2019」オンナ編第4位を獲得し話題となった。すでに8日発売の『FEEL YOUNG』にて最終回を迎えることが告知されており、6年という連載期間を経て終止符を打つ。
著者のヤマシタトモコは05年にデビューした後、アフタヌーン主催の新人賞・四季賞にて夏・四季賞を受賞した実力派。代表作の中には21年に映画化もされた『さんかく窓の外側は夜』などがある。
主役の槙生を話題作への出演が絶えない新垣が演じることが決まった。メガホンをとるのは、『PARKS パークス』(17)『ジオラマボーイ・パノラマガール』(20)の瀬田なつきだ。
人見知りな小説家の高代槙生(こうだい・まきお)と、そのめい・田汲朝(たくみ・あさ)の女同士の同居奇譚(きたん)。きっかけは、葬式での一コマだった。交通事故で両親を亡くした朝に、無神経な言葉を吐く親族たちとたらい回しにされる朝の様子を見た槙生が、我慢ならず勢い余って私が引き取るとたんかを切った。しかし、当の槙生は他人と住むことに戸惑いを隠さず、朝は困惑する。なかなか理解し合えない寂しさを抱え、一緒に居ることでお互いの癒えない傷口に自然と触れてしまう2人だが、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに傷と向き合うようになっていく――。
コメントは下記の通り。
○新垣結衣
「淡々として、ゴワゴワして、ヒリヒリして、じんわりして。槙生と朝が一緒に過ごした時間には、そんな一言では表せないような想いがたくさん詰まっていて尊く感じました。ただの親戚でも親子でも友達でもない二人の関係性が好きです。見える世界が少しずつ広がっていくとき、じんわりとしたあたたかさが感じられる作品になると良いなと思います」
○瀬田なつき
「読むたびに、たくさんの発見をもらう大切な漫画『違国日記』を映画化できること、そして、新垣結衣さんをはじめとする素晴らしい皆さんとともに作れることに、とてつもないゾクゾクと、ワクワクがざわめいています。いつもの世界が、映画を見終わった後、ちょっと新しく見えるような、そんな暮らしを描けたらと思います。ひとりでも多くの人に、この映画を届けられるよう、キャスト・スタッフみんなで丁寧に誠実に作っていきたいです。楽しみにしていてください」
○ヤマシタトモコ
「この世の誰よりも私が最も驚いていますがなんと映画になります。映画での朝と槙生の風景を楽しんでくださればと思います」