上岡龍太郎さん死去 81歳 『探偵!ナイトスクープ』などで活躍、2000年に芸能界引退
元タレントの上岡龍太郎さんが5月19日、大阪府内の病院で肺がんと間質性肺炎のため死去したことが発表された。81歳。
肺がんと間質性肺炎のため死去
元タレントの上岡龍太郎さんが5月19日、大阪府内の病院で肺がんと間質性肺炎のため死去したことが発表された。81歳。
本人の強い意向により、限られた身内での密葬が済んでおり、お別れ会などの開催も固辞したとのこと。
上岡さんは1942年3月20日、京都府京都市左京区出身。横山ノックに誘われ、60年に横山パンチの芸名でトリオ芸人・漫画トリオとしてデビュー。68年にノックの参議院議員選挙出馬を機にトリオ活動が休止となり、上岡龍太郎の名前で芸能活動を始める。ラジオDJやテレビ番組の司会をはじめ、多岐にわたって活躍し、ABC『探偵!ナイトスクープ』初代局長、読売テレビ『鶴瓶上岡パペポTV』司会者などで全国区タレントとして認知されるようになった。2000年4月、大阪松竹座での『かわら版 忠臣蔵』公演を最後に、58歳で芸能界を引退していた。
米朝事務所からの発表では、長男で映画監督の小林聖太郎氏の名前で、下記のコメントが添えられている。
「お世話になった方々にも突然のお知らせとなってしまったことを深くお詫びいたします。
昨年秋ごろ、積極的治癒の術がなく本人も延命を求めていない、知らされた時に少しは覚悟しておりましたが、あれよあれよという急展開で母も私もまだ気持が追いついていない状態です。
とにかく矛盾の塊のような人でした。父と子なんてそんなものかもしれませんが、本心を窺い知ることは死ぬまでついに叶わなかったような気もします。
弱みを見せず格好つけて口先三寸……。運と縁に恵まれて勝ち逃げできた幸せな人生だったと思います。縁を授けてくださった皆様方に深く感謝いたします」