「これは盗めない」 傘の持ち手にひと手間加えた盗難対策がネットで話題「センスありすぎる」
早くも6月、春も終わりいよいよ梅雨を迎えるが、この時期に相次ぐのが電車やコンビニなどで傘の置き忘れや盗難だ。そんな中、ツイッター上では独自の案で傘の盗難を防止するユーザーが。投稿者のじゅうまろ(@_j1010)さんに画期的な対策法を聞いた。
「今年に入ってから傘を2本取られ…」と経緯を明かす
早くも6月、春も終わりいよいよ梅雨を迎えるが、この時期に相次ぐのが電車やコンビニなどで傘の置き忘れや盗難だ。そんな中、ツイッター上では独自の案で傘の盗難を防止するユーザーが。投稿者のじゅうまろ(@_j1010)さんに画期的な対策法を聞いた。
「梅雨に入ったらマスキングテープくらいでは盗られるらしいので」と記されたツイート。左手に握られたビニール傘の柄の部分には「ヨコハマ署 組織犯罪対策部」と思わずドキッとしてしまう文言が書かれている。じゅうまろさんは「今年に入ってから傘を2本出先で取られ、悔しい思いをしていたので、今年の梅雨シーズンまでに何か盗難対策をしようと考えていました」と意図を明かした。
一見、警察の備品であるかのように見せかけた盗難対策に見える。しかし、神奈川県には「ヨコハマ署」は存在しない。いったいどういうことなのか。
実は「ヨコハマ署 組織犯罪対策部」というのは人気プロジェクト『ヒプノシスマイク』に登場するキャラクター、入間銃兎の勤務先のことなのだ。「数年前にコロナがはやり始め、趣味が規制された頃に、友人に『ヒプノシスマイク』の楽曲視聴を薦められて知りました」。これが、傘につながった。
「仕事の休憩中、同僚に自分の推しの話をした後、天気の話になった際、前述の傘の件を思い出し、職場にテプラがあるのでテープを作成して傘の柄に貼ろうと思いました。ちょうどその日が入間銃兎の誕生日だったので、どうせなら入間銃兎に関係する内容のテープを貼りたいと(笑)。その時に推しである入間銃兎の役職(警察官)を利用すれば、『ヒプノシスマイク』を知らない人には盗難防止の効果があって、自分は推しとおそろいの物を使えると言う発想に至り作成しました。まだ、貼ったばかりで盗難防止効果はこれから期待といったところですが、傘立てに入れるとすぐに自分の傘だと分かるので助かってます!」。
普段は、ごく一般の会社員だというじゅうまろさん。趣味でコスプレをしてイベントに参加したり、写真を投稿するなど活動を行っているそう。『ヒプノシスマイク』に限ればこれまでに入間銃兎を含め12人のコスプレをした経験があるそうで、改めてその魅力について尋ねると、「音楽、アニメ、ゲーム、舞台、声優等のコンテンツがあり、さまざまな方面から深掘りできるところが“沼”であり魅力だと思っています! 私は特に(入間銃兎役の)声優の駒田航さんにドハマりし、今では『ヒプノシスマイク』のライブに足を運んだりしています」と熱を込めた。
5月30日に投稿されたこのツイートは、1日午後4時時点で9400件以上のリツイートと9万5000件のいいね!を記録。「センスありすぎるww」「パッと見ガチかと思って心臓がヒョオ!!!ってしそうですね」「これは盗めない」「神奈川県に横浜署なんてないところがミソ」と大盛り上がりの様相を見せている。
思わぬ大反響に、「帰宅時に電車を待つ時間のちょっとしたツイートを800万人(注:取材時点)に見ていただけると思ってなかったので、びっくりしました」とじゅうまろさん。「リプ欄や、引用リツイートを見ると『ヒプノシスマイク』のファン以外でも参考にしてくださる方が多く見られたので、誰かの役に立てたようで良かったと思っています。ぜひ、まねしてください! また、この投稿が『ヒプノシスマイク』を知らない方に知ってもらえるきっかけになればうれしく思います」と望んだ。