米で広がる感動エピソード コロナ最前線で闘う医師の母が家族から受けた“母の日サプライズ”
新型コロナウイルスのパンデミック最前線で闘う母が、愛する家族から「母の日」にとびっきりのうれしいサプライズを受けた。4児を育てる女性小児科医がテレビニュースの中継に出演した際に、家族から感謝のメッセージを送られたのだ。感動のエピソードを米テレビ局FOXニュースが伝えている。
米テレビニュースの中継時にサプライズのお祝い 小児科医の母に「母の日おめでとう!」
新型コロナウイルスのパンデミック最前線で闘う母が、愛する家族から「母の日」にとびっきりのうれしいサプライズを受けた。4児を育てる女性小児科医がテレビニュースの中継に出演した際に、家族から感謝のメッセージを送られたのだ。感動のエピソードを米テレビ局FOXニュースが伝えている。
小児骨髄移植の臨床部長として職務を全うするヘザー・シモンズ医師にとって、母の日は新型コロナウイルスとの闘いの1日にすぎなかった。この日も家族を家に残して出勤。同局の「アメリカズニュースHQ」で、最前線の医師が新型コロナウイルスの最新情報を語る取材を受けた。この中継インタビューに、番組アンカーのエリック・ショーン氏は4児の母へのサプライズを準備していた。
シモンズ医師は「私たちには祝日、平日、週末に関わらず患者に対して責務があります。腫瘍科と骨髄移植の患者を診る週末となりました」と語り始めた。自身の家族についても触れ、「私は健康な4人の子供に恵まれています。今日のような日は、長い1日の最後には帰宅し、子供たちに会い、夜一緒に過ごせることにより、さらに恵まれていると感じます」と、子供たちの存在が活力になっていることを明かした。
そして、サプライズの機会が訪れる。シモンズ医師が病院での新型コロナウイルスとの闘いについて話している時、スクリーンが分割され、在宅中の夫と4人の子供が映し出されたのだ。家族は中継を通してサプライズのメッセージを母に届けた。
まずは全員で「母の日おめでとう!」とお祝い。息子は「世界とジョンズ・ホプキンズ病院への貢献にありがとう」と感謝の言葉を話し、娘は「家にいてくれたらと思うけど、病院にいなければならないなら、理解するわ」と、自慢のお母さんへの尊敬の思いを口にした。
感動した様子のシモンズ医師。シフトが終わったらすぐに帰宅すると約束した。最前線で働くフロントラインワーカーの母にとって、家族からの真心の言葉は、新たな原動力となるだろう。