『頭文字D』関連車両が70台集結、聖地・群馬の熱気 トヨタ2000GT、スカイラインGT-R、外国車など総勢250台
7回目を迎えた「前橋クラシックカーフェスティバル」が28日、群馬・道の駅まえばし赤城で行われ、バイクを含む約250台の旧車・名車が集結した。
“最速伝説”健在、漫画の舞台多数の群馬…トヨタ2000GTを始め総勢250台が集まる
7回目を迎えた「前橋クラシックカーフェスティバル」が28日、群馬・道の駅まえばし赤城で行われ、バイクを含む約250台の旧車・名車が集結した。
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今年は前橋中心街から会場を移して開催。エントリー枠も大幅に増えた。天候にも恵まれ、午前10時のスタート前からにぎわいを見せ、駐車場に入るために長蛇の車列ができる熱気に包まれた。
エントリーは原則1980年までに生産された車で、最も古い車は1928年式のライレー9 ブルックランズだった。トヨタ2000GTを始めとする国産の価値ある旧車もずらりと並んだ。
また、毎年テーマを決めているのも見どころの一つ。これまでアメ車や軽自動車、ハーレーダビッドソンなどがフィーチャーされたが、今年は群馬にゆかりのある漫画『頭文字D』で、関連車両の参加は約70台に上った。主人公の藤原拓海の愛車・スプリンタートレノは約15台が勢ぞろいし、ファンをうならせた。カローラレビン、NSX、スカイラインGT-R、ランサーエボリューション、インプレッサ、RX-7、シルビアなど、主役級の車が所せましと存在感を放った。
主催した伊香保おもちゃと人形自動車博物館の横田正弘館長は「うちの博物館の中に頭文字Dのコーナーがあるんですよ。そんな関係で、頭文字Dさんと一緒にコラボレーションしました」と経緯を説明した。ボディーに「藤原とうふ店(自家用)」の文字が入った漫画仕様のスプリンタートレノはもちろん、実写版映画で藤原の実家として使用され、区画整理のため閉店した渋川の豆腐店を移設展示するなど、聖地として親しまれている。
旧車イベントのだいご味については、「車好き同士が車好きの話をして。コミュニケーションですよね。好きな者同士が集まって、好きな車の話をするのはうれしいですよね」と笑顔。
「世の中、車離れになっていますよね。こういう車も見ていただいて、昔こんな車走ってたんだなと思っていただければいいなと思います」と、車文化の未来への継承を望んだ。