松山ケンイチ、舞台あいさつ中に珍挑戦 同じカメラをずっと見続ける「すごく後悔している」

俳優の松山ケンイチが27日、都内で行われた映画『大名倒産』(6月23日公開)の完成披露試写会に出席した。イベント中、同じカメラをずっと見続けるという珍チャレンジで会場を湧かせた。

イベントに出席した松山ケンイチ【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに出席した松山ケンイチ【写真:ENCOUNT編集部】

映画『大名倒産』完成披露試写会

 俳優の松山ケンイチが27日、都内で行われた映画『大名倒産』(6月23日公開)の完成披露試写会に出席した。イベント中、同じカメラをずっと見続けるという珍チャレンジで会場を湧かせた。

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 イベント内では、5月19日に30歳の誕生日を迎えた主演の神木隆之介が、30代の明確な目標がないと語り、松山に30代におすすめのことを尋ねた。すると松山は「ぜんぜん話変わるんですけど」と切り出し、「僕、この質問あるな~と思って、せっかくなので、今、舞台上でチャレンジしてみようと思ったんですよ」と説明。

 続けて「今やってるんです。ずっと。出てきて、お辞儀してから、あのカメラのレンズをずっと見るというのをやってる」と告白。「ず~っと見てるんですよね。そこから目を離さないというのを今やってて、すごく後悔している。お客さんの顔も見れないし、キャストの顔も見れないし、話入りたくても入れない。最後までいきたい。ず~っとあのカメラを見てる」と話した。

 すると大先輩の佐藤浩市が松山に「どういう見返りがあるんだよ?」と質問。松山が視線を変えずに返事をしようとすると、佐藤が会話に被せて「おい、ちゃんとこっちを見ろよ!」とツッコミを入れ、会場を笑わせた。

 松山は神木に「色々考え方が変わる時期。もっと、今まで見えてこなかったところで挑戦しようとか出てくると思う」とアドバイス。神木は「本当に目を動かさないですね~!」と驚いていた。

 その後もイベントは進行し、神木のために用意されたサプライズケーキが壇上に出てきても、報道陣向けのフォトセッションに差しかかっても、松山はまったく視線を動かさず。イベントが終了して降壇する際には、神木に腕を引っ張られながら移動。その間も同じ方向を見続け、珍チャレンジを完遂した。

 同イベントには、杉咲花、小手伸也、桜田通、浅野忠信、前田哲監督も出席した。

 浅田次郎の時代小説『大名倒産』が原作。越後・丹生山藩の鮭役人の子にして、お人好しで商売が上手いとは言えない小四郎(神木)は、実は徳川家康の血を引く丹生山藩主の跡継ぎだった。庶民から殿様に成り上がるも、丹生山藩は25万両(およそ100億円)もの借金を抱えるワケあり藩だった。困り果てる小四郎に、一狐斎(佐藤)は「大名倒産」を命じる。返済日に藩の倒産を宣言し、借金を踏み倒せば皆助かるというが……、というストーリーが展開される。

次のページへ (2/2) 【写真】松山ケンイチの腕を引っ張りながら退場する神木隆之介
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