【らんまん】要潤、英語のせりふで用心「ルー大柴さんみたいにならないよう…(笑)」
俳優・要潤がレギュラー出演するNHKの連続テレビ小説『らんまん』(月~土曜、午前8時)について取材に応じ、撮影の様子や主演を務める神木隆之介の印象などを明かした。物語は江戸末期に生まれ、激動の時代に草花を愛し、夢に向かって人生を真っすぐに歩んだ植物学者・槙野万太郎(神木)の生涯を描くオリジナル作品。要は万太郎が通う東京大学植物学教室の田邊彰久教授を演じている。
東京大学植物学教室の田邊彰久教授を熱演
俳優・要潤がレギュラー出演するNHKの連続テレビ小説『らんまん』(月~土曜、午前8時)について取材に応じ、撮影の様子や主演を務める神木隆之介の印象などを明かした。物語は江戸末期に生まれ、激動の時代に草花を愛し、夢に向かって人生を真っすぐに歩んだ植物学者・槙野万太郎(神木)の生涯を描くオリジナル作品。要は万太郎が通う東京大学植物学教室の田邊彰久教授を演じている。
演じる田邊教授はアメリカの大学で学んだ設定。英語のせりふが多い。台本を読んだ際の思いから聞いた。
「英語に関しては、そこまで長文を話すわけではありませんし、発音に関しても、この時代に英語を学習した人はこれぐらいの発音をするかもしれない、というイメージをもって演じました。語学はずっと勉強していましたので、役に立つ時が来て良かったです」
せりふは英語から途中で日本語になり、また英語になったりする。演じづらい気もするが。
「そんなに難しくはありませんでした。ただ、英語のテンポと日本語のテンポが違いますので、そこは意識しています。それと、あまりルー大柴さんみたいにならないように気を付けています(笑)」
田邊と万太郎は植物学の世界でライバル関係になっていく。田邊の目に万太郎はどう映っていると考えて演じているのか。
「ライバルと言えばライバルですが、同じ会社のすごく優秀な社員のような存在で、味方につけると心強いですが、敵に回すと怖いかもしれないという思いで演じています」
植物学者を演じることで植物への思い、接し方などに何か変化はあるだろうか。
「この花は何だろうとか、これは新種なんじゃないかとか、プライベートでも新種を発見しようとしている自分がいます(笑)。自分の名前を付けたい、みたいな。今回の作品の影響で草花を見るようになりました。よく家の前の緑道の草花をじっと観察しています」
ここで神木の印象も尋ねた。
「8歳のときから知っていますが、子どもの頃からいい意味で印象が全然変わらず、真っすぐで、お芝居に対して本当に真摯(しんし)に向き合っています。何より共演者にもスタッフにも、皆に対してフラットに向き合っている姿勢がすてきだなと思います。我々がいつも元気をもらえる存在です。本当に純粋。まさに万太郎役にぴったり」
神木が8歳のときに出会い、13歳のときにも共演したという。その神木は5月に30歳に。
「成長を見守っているような感じですね。ちょっとした親心のような気持ちがあります。お芝居も8歳の頃とは違い、幅広さを感じます」
最後に視聴者に向けて見どころをPRした。
「田邊と万太郎の思いで言えば、おそらく2人とも間違ったことはやっていないんです。それぞれの気持ちを皆さんには分かってもらえると思います。また、対極の考えを持つ田邊と万太郎のキャラクターも楽しんで見ていただけたらと思います」