ピクサー、最新作で5年ぶりに短編アニメの同時上映が決定 『カールじいさん』のその後を描く

ディズニー&ピクサーが贈る最新作『マイ・エレメント』(8月4日公開)で、2009年公開の映画『カールじいさんの空飛ぶ家』のその後を描く短編アニメーション映画『カールじいさんのデート』が同時上映されることが26日、分かった。ピクサー短編アニメーション映画の同時上映は5年ぶりとなる。

『カールじいさんのデート』【写真:(C)2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.】
『カールじいさんのデート』【写真:(C)2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.】

2018年『Bao』以来の劇場同時上映

 ディズニー&ピクサーが贈る最新作『マイ・エレメント』(8月4日公開)で、2009年公開の映画『カールじいさんの空飛ぶ家』のその後を描く短編アニメーション映画『カールじいさんのデート』が同時上映されることが26日、分かった。ピクサー短編アニメーション映画の同時上映は5年ぶりとなる。

 18年公開の『インクレディブル・ファミリー』と同時上映された、小籠包が主人公の物語『Bao』以来、およそ5年ぶりの劇場同時上映となる。本作『カールじいさんのデート』は、最愛の妻・エリーに先立たれたカールじいさんが「いつか二人で“伝説の滝”パラダイス・フォールに行く」という亡き妻との約束を果たすため、我が家に1万297個もの風船を結び付け大冒険に出る『カールじいさんの空飛ぶ家』のその後を描く物語となっている。

 カールじいさんは渋々承知のうえで友人女性とデートに行くことになるも、最近のデート事情がまったく分からず緊張気味に。そんなカールじいさんに、特別な首輪のおかげで人と話すことができる犬のダグがデートの前の緊張をほぐし、犬でも仲良くなれる“友達の作り方”のコツを伝授する、2人の1日が描かれる。

『カールじいさんの空飛ぶ家』は公開当時多くの感動を呼び、世界中で大ヒットを記録。アニメーション映画として初めてカンヌ国際映画祭のオープニング作品として上映され、第67回ゴールデングローブ賞ではアニメーション映画賞と作曲賞を受賞。第82回アカデミー賞では、1991年公開の『美女と野獣』以来、史上2度目となる作品賞の候補入りを果たした傑作だ。

 当時監督を務め、引き続き本作も手掛けるボブ・ピーターソン監督は「エリーの代わりになる人はいないので、これは友情の物語です。エリーが『新しい冒険をしなさい』と言ってくれたことに敬意を表しているんです。そしてこの作品は、『マイ・エレメント』のテーマにうまく調和するものになっています」と語っており、ピーターソンと同様に引き続きプロデューサーを務めるキム・コリンズは「私たちはこれを集大成と捉えています。この作品はとても美しく終わり、二人は一緒に歩き出し、二人の絆を見ることができます」と物語の完結を示唆。

 本シリーズにおいては、ダグが映画の劇中でカールじいさんらに出会うまでの1日を描いた『ダグの特別な一日』、そして映画のその後のダグを描いた『ダグの日常』と短編アニメーション作品が手掛けられているが、ついに完結を迎えるカールじいさんとダグの物語に、世界中で早くも期待が寄せられている。

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