前田敦子が仕事現場に息子を連れて行く理由「自分の未来を想像したときに怖くなった」
俳優の前田敦子が24日、都内のユーロスペースで行われた映画『ウーマン・トーキング 私たちの選択』公開直前イベントに登壇。仕事現場に息子を連れて行く理由について語った。
「別れた後の方が親子としては結束できている」
俳優の前田敦子が24日、都内のユーロスペースで行われた映画『ウーマン・トーキング 私たちの選択』公開直前イベントに登壇。仕事現場に息子を連れて行く理由について語った。
本作の監督・脚本を務めたサラ・ポーリーは、俳優として活躍し、監督・脚本家としてデビューし数々の賞を受賞。前田も、昨年『理解される体力』で映画監督としてデビューし、サラ・ポーリーとはさまざまな共通点がある。
現場に息子を連れて行くことが多いという前田は、その理由を聞かれ「子どもが生まれたときに、何かを犠牲にし過ぎて、自分の未来を想像したときに怖くなった。想像できる範囲でも、いい未来を描けないということはよくないと思った」と吐露。「シングルマザーになったときに、それが自分の中で楽になった部分というか。1人で育て上げられたらいいなという決心に変わったというか」と明かし、「別れた後の方が親子としては結束できていると思う。私、ひとりで育てるという意志はずっとあります」と語った。
仕事が自分の趣味でもあることを説明し、「自分らしくいられるのは仕事をしながら子育てができることだと気づいた」とコメント。子育てに専念して休んでいた時期もあったというが、「働きながら子育てしている女性が裏にはたくさんいて、その方たちに絶対に戻って来たくなるから待ってるねと言われたんです。案の定、ただいまとなりました」と振り返った。
現在の息子の様子を聞かれると、「大人っぽい子どもにはなってきていると思う」と回答。「お仕事はこういうものなんだって納得していてくれている部分がある。それを知ったうえで社会人になるのは、強いことになるのではないかと思っています」と前田なりの子育て論を明かしていた。