LDH所属のプロサーファー小川直久さん、51歳で死去 パリ五輪最年長出場を目指す道半ばで…

プロサーファーの小川直久さんが23日、がんで死去したことが分かった。24日、所属の芸能プロダクションLDHが発表。小川さんは51歳だった。

小川直久さん
小川直久さん

大腸がん摘出手術を受け、49歳11か月で特定強化選手に選出

 プロサーファーの小川直久さんが23日、がんで死去したことが分かった。24日、所属の芸能プロダクションLDHが発表。小川さんは51歳だった。

 同社の公式サイトは「小川直久さんを応援してくださっている皆様にご報告」と題し、報告文を掲載。「数々のタイトルを獲得し、日本のサーフィン界に多大なる影響を与え続けた彼の功績に敬意を表すと共に、皆様におかれましては生前のご厚誼を深謝し、謹んでお知らせいたします」とし、「2020年に大腸癌が発覚した際には、本人の強い気持ちで治療を乗り越えて見事に寛解し、再びサーフィン界のためにと想いを募らせ、次回のフランスオリンピックでも最年長選手として出場をと意気込んでおりました。弊社としても、その想いを叶えるべくサポートを続けておりましたので、LDH一同大きな悲しみの中に故人を追悼しております」とつづった。葬儀については、故人と家族の意向により親族で執り行い、お別れの会は改めて開催する予定としている。

 小川さんは1972年5月21日、千葉・鴨川市生まれ。95年JPSAグランドチャンピオンの実績を持つ日本を代表するトップライダーだった。2001年、ハワイのパイプラインで行われた『パイプラインマスターズ』で日本人初のパーフェクト10(満点)のライディングを記録し、「パイプラインマスター」の称号を持っていた。

 LDHの報告通り、小川さんは2020年に大腸がんが見つかり、摘出手術を受けて競技に復帰。22年4月には24年開催のパリオリンピック・パラリンピック特定強化選手に日本サーフィン連盟から選ばれていた。当時49歳11か月で、選出された男子選手8人の中では最年長だった。

次のページへ (2/2) 【写真】昨年12月には元気な姿を見せていた小川直久さん
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