吉村知事、国会議員に「怠慢」と怒り「もっと血の通った法律をつくってくれ」

大阪府の吉村洋文知事が9日放送のTBS系「新・情報7DAYS ニュースキャスター」にリモート出演した。

吉村洋文知事【写真:Getty Images】
吉村洋文知事【写真:Getty Images】

「今、グチャグチャになってるんですよ」

 大阪府の吉村洋文知事が9日放送のTBS系「新・情報7DAYS ニュースキャスター」にリモート出演した。

 新型コロナウイルス感染拡大による休業要請の出口戦略をまとめた「大阪モデル」など矢継ぎ早の政策で、評価を一気に高めた吉村知事は、ビートたけしらと激論を交わした。

 その中でひときわ、口調に熱を帯びたのが新型コロナウイルス特措法についてだ。

「一番根本の問題なのが、この特措法自体が本当にポンコツの、血の通っていない法律なんですよ。僕らが休業要請をかける、国が緊急事態宣言をかける、で、民間の皆さんに事業を休業をしてくれと。これはむちゃくちゃな話です。人には外に出ないでくれと。こんなん、むちゃくちゃな話。自由経済から明らかに外れている話なんだから、それをするのであれば裏返しの補償というのをちゃんと法律に明記しておかないと。それがないから今、グチャグチャになってるんですよ」と怒りをあらわにまくしたてた。

 さらに「これは国会議員の怠慢だと思います。僕もそうですけど、国会議員、全く給料の減らないメンバーですよ。じゃあ来月の家賃払えません、事務所の賃料払えません、どうしようかと、毎日帳面をめくってる人たちの気持ちが本当にわかるのか。もっと血の通った法律をつくってくれっていうのが僕の意見です」と批判した。

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