俳優の木村拓哉が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ『風間公親－教場0－』（月曜午後9時）の第7話が、22日に放送された。今回は、白石麻衣演じる新人刑事・鐘羅路子（かねら・みちこ）の予想外のキャラクターにさまざまな反応が見られた。

　同作は、2020、2021年に新春SPドラマとして放送された『教場』『教場Ⅱ』シリーズの連続ドラマ。キャリアの浅い若手刑事が、木村演じる冷徹で“最恐”の教官・風間公親（かざま・きみちか）とバディを組まされ、実際の殺人現場で捜査の基本を叩き込まれていく。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　15年前に逮捕した殺人犯に右目を刺されてしまった風間は、すぐに仕事復帰し、新人刑事の鐘羅路子を指導することに。2人が向かったのは、舞台俳優の元木伊智朗（前原瑞樹）が死亡したアパートだった。

　元木が死亡したのは、主演舞台を控える同じ劇団の女優・筧麻由佳（瀧本美織）の部屋。筧によると、舞台の打ち合わせで部屋に来ていた元木は、お茶を入れている間に突然首をつって自殺しようとしたのだという。筧は隣人に助けを求めたが、元木は2人の目の前で首を吊ったらしい。

　鐘羅は遺体の状況や首つりに使用したロープの素材、また筧の服装などから、事件の可能性を考える。風間から根拠を聞かれると、「ああいう女はなかなか本心を見せません！……なんとなくですけど」とおどける鐘羅。また元木が筧の“ヒモ”だったことも説明し、元木の借金を筧が返済していたことも明らかに。

　鐘羅は、「女がヒモ男と切れないのは、弱みを握られたか、男がめちゃくちゃ優しいかのどっちかです！傷つくのが好きな女って、意外と多いんですよね。なんとなくですけど」と、能弁に語る。その様子を見つめる風間は、「私はタバコは嫌いではないが、きみは吸うのか？」と唐突に質問するのだった。

　自宅に戻った鐘羅を待っていたのは、タバコを吸いゲームをしている男だった。バイトを辞め、「外で飲んでくる」と言いながら手持ちがない。自宅で仕事をする鐘羅にお構いなしに、ゲームのデータが消えていたことに騒ぎ出す。それでも鐘羅は怒ることなく、男を甘やかす。

　ベッドの中で男は、「友達を助けてほしい」と頼み事をする。断る鐘羅に、男は「使えねぇな」と舌打ちした。鐘羅が「ねぇ……もし、仕事で私が死んだらどうする」と尋ねると、男は「やだよっ！泣いちゃう」と悲しむも、「だって住むとこなくなるじゃん」と本音をこぼすのだった。

　このシーンにSNS上では、「鐘羅もヒモ飼ってるじゃん」「思いっきりダメ男のヒモ養ってるやん」「クール系かと思ってたけど、なんかダメ男好きなんだね」と驚きの声が。

　翌日、鐘羅は薬物銃器対策課のデータベースにログインしようとするが、弾かれてしまう。事務員の伊上幸葉(堀田真由)から警部補以上でないと入れないと聞くと、すぐに調査を諦め、「亡くなった元木さんが、薬物を使用していた可能性があってね」と、ログインしようとした理由を伝えるのだった。

　鐘羅は捜査を続け、筧が舞台の小道具を使い、元木を自殺に見せかけて殺害したことを見抜く。主役欲しさに主演女優を突き落とした過去がある筧は、口裏を合わせてくれた元木から脅されるようになっていた。鐘羅は、「あなたから金を巻き上げては遊び、あなたの部屋に居座った。体を求められ、あなたは元木さんが邪魔になった」と筧の置かれた状況を言い当てた。

　鐘羅は風間から、「男と女の機微について、勘が働くようだ」と声をかけられる。さらに風間は、「得意な技を持つことは同時に、致命的な弱点にもなる。覚えておけ」と続けた。

　仕事中の鐘羅のもとに、同棲中の男から連絡が入る。隠れて電話に出る鐘羅に、男は再び友人を助けてほしいと頼む。鐘羅は断りつつも、その足は薬物銃器対策課へ。「実相寺実」という男の捜査状況を内密に聞き出すのだった。

　この場面にSNS上では、「あちゃぁ、結局彼の言うこと聞いて動いちゃったんだ」「鐘羅さんの彼氏はヒモなだけでなく、その友達（実）が逃避行中だったのか」「鐘羅さんヒモ男に足引っ張られちゃうのかな……」「これはクビになるんじゃない？」と心配の声も挙がっている。