東山紀之、険しい顔で「ジャニーズという名前を存続させるべきなのか」 ジャニー氏の性加害疑惑に初言及

ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長(享年87)をめぐる性加害疑惑に関して、同事務所に所属する東山紀之(56)が21日、初めて思いを語った。MCを務めるテレビ朝日系『サンデーLIVE!!』(日曜午前5時50分)に生出演。謝罪も踏まえて、「このままジャニーズという名前を存続させるべきなのか」とも語った。

ジャニーズ事務所【写真:ENCOUNT編集部】
ジャニーズ事務所【写真:ENCOUNT編集部】

テレビ朝日系『サンデーLIVE!!』で約2分間、思いを告白

 ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長(享年87)をめぐる性加害疑惑に関して、同事務所に所属する東山紀之(56)が21日、初めて思いを語った。MCを務めるテレビ朝日系『サンデーLIVE!!』(日曜午前5時50分)に生出演。謝罪も踏まえて、「このままジャニーズという名前を存続させるべきなのか」とも語った。

 番組は午前6時20分から同問題を取り上げた。ジャニーズ事務所・藤島ジュリー景子社長による謝罪動画などをVTRで流した後、東山が険しい顔で「ここで少し、お時間をいただきます」と切り出した。そして、約2分間に渡って語った。

「先週、事務所より喜多川氏に関する公式見解が出されましたので、私自身の考えをお伝えさせていただきます。この件に関しましては、最年長である私が最初に口を開くべきと思い、後輩たちには極力待ってもらいました。彼らの心遣いに感謝します」

 15日放送の日本テレビ系『news zero』(月~木曜午後11時、金曜同11時30分)が、同問題を取り上げながらキャスターの嵐・櫻井翔がコメントしなかったことも踏まえての説明だった。その上で、問題解決に向けた強い思いを口にした。

「今回の喜多川氏に対する元Jr.(ジュニア)たちの勇気ある告白は、真摯(しんし)に受け止めなければなりません。実際に被害を訴えられていることは、本当に切実で残念でなりません。未成年に与えた心の傷、人生の影響は計り知れません。今回、事務所から再発防止策が出されましたが、我々もどのような未来を迎えるべきなのか、現在在籍しているタレントはどうすべきなのか、告発された皆さんにどう対処するべきなのか、そもそもジャニーズという名前を存続させるべきなのかを含め、外部の方とともに全てを新しくし、透明性を持ってこの問題に取り組んでいかなければならないと思っています」

 そして、カメラを一切離さない真剣なまなざしのまま、「心を痛めた全ての方々、本当に申し訳ありませんでした。今後は今いる皆と共に安心して応援していただけるよう、一丸となって全力を尽くしてまいります。日曜の朝にこのような話をしてしまい、重ね重ねお詫びを申し上げます」と謝罪した。

 その後、番組コメンテーターの野村修也弁護士が、問題解決に向けて、外部の協力を得て、再発防止策を提示する必要性を訴え、「デビューのさせ方、育成の仕方とか、これまでの慣行の中に落とし穴があったのではないか」「事務所はまな板の鯉となって、自分たちがどうすべきかを模索するべき」などと指摘。うなずきながら聞いていた東山は、最後に「しっかり、道しるべを作って、これを第一歩としていきます」と言葉に力を込めた。

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