救急搬送された歌舞伎俳優・市川猿之助（47）について、歌舞伎公演の制作を手がけている松竹株式会社は18日に「本日の報道に関しまして」と題してコメントを発表した。

　発表された文書では「平素より格別のお引き立てを賜りまして誠にありがとうございます。本日、四代目 市川段四郎ご夫妻がお亡くなりになられたとの報に接しました。永年に亘りまして歌舞伎界を支えていただきました市川段四郎が、ご令室とともに突然ご逝去されましたことは弊社にとりまして痛切の極みでございます。謹んでご両名のご冥福を心よりお祈り申し上げます」として、「また、市川猿之助の状況等につきましては、現時点で弊社として詳細な情報を把握いたしておりません」と報告。「警察ならびに病院にて対応をいただいているものと認識しており、各方面からの情報把握に努めているところでございます」と続けた。

　そして「今月、市川猿之助が出演しておりました明治座歌舞伎公演へのご来場をご予定のお客様をはじめ、公演関係者の皆さまには、多大なるご迷惑、ご心配をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます」と謝罪し、「弊社として状況をご説明させていだたける状況となりました際には、改めてお知らせいたしますので、ご理解賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます」と結んでいる。

　猿之助と両親の救急搬送は18日午前11時台に新聞、テレビなどで伝えられた。ともに都内の自宅で倒れているところを発見され、搬送された両親は死亡。ネット上では心配する声が一斉に上がり、猿之助のインスタグラムのコメント欄には「どうかご無事で」「とにかく元気で戻ってきてください」「生きてください！」などの声が相次いだ。