救急搬送された歌舞伎俳優・市川猿之助（47）の所属事務所関係者は18日、ENCOUNTの取材に「警察の捜査結果を待っている状況で、詳しい状況は把握できていない」などと話した。ともに都内の自宅で倒れているところを発見され、搬送された両親は死亡。猿之助については「命に別状はなし」と多くのメディアで報じられているが、同事務所関係者は「病院には身内の方しか入れていませんので、報告を待っています」とした。

　また、猿之助の主演で、東京・日本橋浜町の明治座予定されていた『市川猿之助奮闘歌舞伎公演』は、明治座が18日、同日夜の公演を猿之助が休演し、代役を立てて上演することなどを公式サイトで発表した。この日の昼公演は中止され、翌19日昼公演も中止が決まった。

　猿之助が夜公演で演じていた相馬太郎良門、女童熨斗美などの役を中村隼人が演じ、中村が演じていた源頼光役、台屋の四郎次役をそれぞれ市川門之助、中村歌之助が演じる。また、19日夜の部以降の公演については「改めてお知らせします」としている。

　猿之助と両親の救急搬送は18日午前11時台に新聞、テレビなどで伝えられた。ネット上では心配する声が一斉に上がり、猿之助のインスタグラムのコメント欄には「どうかご無事で」「とにかく元気で戻ってきてください」「生きてください！」などの声が相次いだ。