「点数やばいんで人身事故にはしないで」 北海道一周中にもらい事故、相手から発せられた衝撃の一言
「点数やばいんで人身事故にはしないでもらえると……」。長旅での運転中に追突事故に遭い、搬送先の病院で相手の運転手から聞かされた第一声は、信じられない一言だった。現在も北海道の病院に通院中だというもらい事故の被害者に話を聞いた。
5か月間にわたる念願の北海道一周キャンプ旅を開始後、14日目に不運な事故に遭遇
「点数やばいんで人身事故にはしないでもらえると……」。長旅での運転中に追突事故に遭い、搬送先の病院で相手の運転手から聞かされた第一声は、信じられない一言だった。現在も北海道の病院に通院中だというもらい事故の被害者に話を聞いた。
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「追突されて救急車で運ばれたんだけど、搬送先の病院で相手からかかってきた電話の一言目が『点数やばいんで人身事故にはしないでもらえると…』だった 北海道で出会った人はみんなめちゃくちゃ良い人だったけど、世の中には一定数ヤバいやつもいるってことを再認識させてくれた ありがとう」
事故を起こした相手の不誠実な態度について投稿したのは、釣りやキャンプ、ドライブなどの配信を行っているシンカモン(@shuyaoutdoors)さん。「北海道一周釣りキャンプ旅」という5か月間にわたる長期配信企画中の今月17日、国道228号線の見晴らしのいい海岸沿いの道路で、後続からの追突事故に遭ったという。
「コツコツ貯めた資金とキャリアをつけた軽自動車で、5月から10月にかけて北海道全域を回る予定でした。事故に遭ったのは旅を始めて14日目。前日から江差町のキャンプ場に宿泊していて、昼食を食べた後に夜に使うまきを拾いに行こうと海岸沿いを走っていました。バックミラーに後続車が見えたので越してもらおうとウインカーを出して左に寄ったところ、猛スピードで追突されました。バックミラー越しに迫ってくる車が恐怖で今でも脳裏に焼き付いています」
警察による事故処理後、シンカモンさんは救急車で病院搬送。幸いにも命には別状がなく、頚椎捻挫で加療2週間と診断され病院を出た直後、相手から直接電話があり、「人身事故にはしないで」という衝撃の第一声を告げられたという。
「相手は事故処理の間もヘラヘラしていました。相手とはその一度しか電話していませんが、あまりにひどい内容だったのですぐに切りました。今は向こうの保険屋とやり取りしています。荷物満載の車は大破し、テントはキャンプ場に張りっぱなし。正午前に事故に遭い、全ての処理が終わったのは午後6時でした。土地勘のない場所に放り出されて絶望しましたが、ツイッターで温かい言葉やアドバイスをたくさんいただき、何とか気持ちを整理することができました。もらい事故は確実に防ぐことはできませんが、長旅に出るときは車の安全性の確認や保険の見直しは絶対にやっておいた方がいいです。住み慣れた土地で事故るのとはわけが違うと思いました」
不運な事故で念願の北海道一周キャンプ旅はあえなく中止。現在は北海道の病院に通院中で、落ち着いたら荷物をまとめて宮城県の自宅に引き返すという。それでもシンカモンさんは「誤解のないようこれだけは伝えたいのですが、事故以外で出会った北海道の方々は本当に皆さん優しいです。しっかり治療して必ずまた来ようと思います」と話している。