性被害告発のカウアン・オカモト、ジャニーズ事務所の謝罪に言及「ジュリーさんに感謝」
ジャニーズ事務所創業者で前社長のジャニー喜多川氏(享年87)からの性被害を告発した元ジャニーズJr.の歌手カウアン・オカモトが15日夜、自身のYoutubeチャンネルを更新した。同事務所が公式サイトで藤島ジュリー景子社長の謝罪動画を配信したことを受け、「感謝している」などと見解を述べた。
Youtubeチャンネルで「始まったな。やっと」「期待している」と主張
ジャニーズ事務所創業者で前社長のジャニー喜多川氏(享年87)からの性被害を告発した元ジャニーズJr.の歌手カウアン・オカモトが15日夜、自身のYoutubeチャンネルを更新した。同事務所が公式サイトで藤島ジュリー景子社長の謝罪動画を配信したことを受け、「感謝している」などと見解を述べた。
質問に答える形で、オカモトは「率直な感想は、2時間話して、ジュリーさんの思いだったりとかは伝わってきたので、あれだけ覚悟して、顔を出してしゃべったことは本当に感謝しているし、『一歩だな。始まったな。やっと』という感じ」などと語った。
その上で「ここまで来られたのは世間の方々だったり、声を上げてこの問題に対して広げてくれた方々のおかげ」と感謝も口にし、「やっぱり、一番難しいのは加害者がいなくて、被害者たちがいて、事務所にはアーティスト、タレントがいる。まあ、されていない人たちもいるし、知られたくない人たちもいる。この被害者だったり、タレントたちをどうやって守るのかが、すごい問われている状況」などと主張した。
さらには「どんどん声は上がっていくと思うし、声を上げやすくするのが僕のできる1つでもあった。でも、今は自発的な方向にいってくれているので、そこに関してはうれしいというか、良い方向にいく未来があったらいいな」などと語り、「期待しているし、期待したいし、期待しています」と「期待」を繰り返した。
オカモトは2012年から16年まで同事務所に所属し、ジャニーズJr.として活動していた。そして、同問題は昨年11月、オカモトによる告発で始まった。「(2019年7月に亡くなった)ジャニー喜多川さんに15歳の頃から性的な行為を受けていた」とする主張で、今年4月12日には、都内の日本外国特派員協会で記者会見を開催。これらを受け、ジャニーズ事務所が社員や所属タレントへ聞き取り調査を行っていた。
オカモトは会見後もさまざまな形で同問題に言及し、今月13日夜に自身のYouTubeチャンネルを更新。藤島氏と対面し、約2時間にわたって話し合ったことや、「(顔を)出してしゃべった方がいいよって」と進言したことなども明かしていた。