67歳・役所広司、21歳役を熱演「メイクで若返り」 共演の森七菜へ「同級生」とニヤリ

俳優の役所広司が13日、都内で行われた映画『銀河鉄道の父』公開記念御礼舞台あいさつに、共演の菅田将暉、森七菜、メガホンをとった成島出監督とともに登壇。現在67歳の役所は、21歳の役を演じた感想を明かした。

イベントに登場した役所広司【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登場した役所広司【写真:ENCOUNT編集部】

「21歳のときの僕は必見ですね!」とアピール

 俳優の役所広司が13日、都内で行われた映画『銀河鉄道の父』公開記念御礼舞台あいさつに、共演の菅田将暉、森七菜、メガホンをとった成島出監督とともに登壇。現在67歳の役所は、21歳の役を演じた感想を明かした。

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 世界中から愛される宮沢賢治が“ダメ息子だった!”という大胆な視点を軸に、大量の宮沢賢治の資料の中から父・政次郎について書かれた資料をかき集め、究極の家族愛を描いた小説「銀河鉄道の父」(門井慶喜著)を映画化した本作。

 SNSでは“おかわり銀河”という言葉が誕生し、本作を複数回見るリピーターも増えているそうで、バックパネルに書かれた観客からの感想を目にした役所は「いい感想ばかり並べているのかもしれないですけど(笑)、でもうれしいですね。この映画を見て、劇場に入ってくる自分と、出ていく自分が変わっていくというのは、僕たち作った人間からしたらすごく幸せだなと思います」と感慨深げに語った。

 また、撮影でこだわった点を聞かれた役所は「(政次郎役は)21歳から70何歳まであります。21歳のときの僕は必見ですね! お楽しみください」とアピールして会場の笑いを誘った。そして、「一生懸命、メイクさんが若返る努力をしてくださって、支度中に化粧台の前でシワが減っていく自分を見て楽しんでいました」とにっこり。現在、賢治の妹・トシ役を演じる森が21歳だそうで、役所は「同級生だね」と笑顔を見せた。

 なお、本作が6月8日から開催されるカナダ最大となる日本映画の祭典『トロント日本映画祭』で、今ペディション部門オープニング上映されることと、成島監督が“特別監督賞”を受賞したことが発表され、成島監督は「実績でもらえる賞らしいです。役所さんと4本ご一緒させてもらって、それの足し算もあってもらえる賞だと思います」としみじみと語り、役所は「監督おめでとうございます。監督とはお互いチンピラ時代からの知り合いですが、うれしいですね。今までも素晴らしい賞をたくさん受賞されていますけど、トロントのお客さまにこの映画を見ていただけたらうれしいですね」と祝福した。

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