綿矢りさ、ベストマザー賞に驚き 子育て中の恋愛シーン執筆は「頭がおかしくなりそうでした(笑)」

作家の綿矢りさが11日、「第15回 ベストマザー賞」の文芸部門を受賞し、都内で行われた授賞式に出席した。

ベストマザー賞を受賞した綿矢りさ【写真:ENCOUNT編集部】
ベストマザー賞を受賞した綿矢りさ【写真:ENCOUNT編集部】

「第15回 ベストマザー賞」の文芸部門を受賞

作家の綿矢りさが11日、「第15回 ベストマザー賞」の文芸部門を受賞し、都内で行われた授賞式に出席した。

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同賞は、一般社団法人日本マザーズ協会が「ママの多様性、子育ての多様性」をテーマに主催するもので、憧れや目標とするママを投票によって選出・表彰する。

記念の盾と花束を受け取った綿矢は「大変光栄です。母親ということで賞をもらったり、話しかけられたりすることはなかったので受賞は驚き」と話し、マイクスタンドの前に立つと、7歳になる息子の成長エピソードを紹介した。

「息子は赤ちゃん時代が終わって間もない頃、朝が来て夜が来る、そしてまた朝が来るという“地球の1日”を発見しました。地球の1日を発見した我が子の隣にいたとき、私も慣れきっていた朝昼夜のサイクルを再発見した」といい、「いまの息子は自然への感動をすっかり忘れ、学校生活や友達や遊びに夢中になっている」と成長を実感していた。

息子は7歳となり、最も手がかかる時期は過ぎたようで「一人でヨーヨーで遊んでくれるので、仕事しやすくなりました」と報告。「でも、手がかかるときは、子どもが泣いている横で、恋愛のシーンを書いているので頭がおかしくなりそうでした(笑)」と“作家ならでは”の苦労を笑いながら回想した。

■今年の受賞者&子どもの年齢(2023年5月11日時点)

芸能部門…仲間由紀恵/子ども2人(4歳双子)
音楽部門…AI/子ども2人(長女7歳、長男4歳)
スポーツ部門…登坂絵莉/子ども1人(長男1歳)
文化部門…ヨンア/子ども1人(長男6歳)
文芸部門…綿矢りさ/子ども1人(長男7歳)
社会経済部門…丸田佳奈/子ども2人(長女6歳、長男0歳)

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