【橋田賞】長澤まさみ「テレビの世界で頑張ってきてよかった」 『エルピス』ジャーナリスト役
俳優の長澤まさみが10日、都内で行われた「第31回橋田賞授賞式」に登壇。「橋田賞」を受賞し、喜びを語った。
「第31回橋田賞授賞式」に登壇
俳優の長澤まさみが10日、都内で行われた「第31回橋田賞授賞式」に登壇。「橋田賞」を受賞し、喜びを語った。
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橋田賞は一般財団法人 橋田文化財団が主催している、放送文化の振興・向上などに寄与した番組や作品、人物を顕彰する賞。21年に95歳で亡くなった脚本家の橋田寿賀子さんが理事長を務めていたため、授賞式は橋田さんの誕生日にあたる日に行われた。
長澤は4年半ぶりに連ドラ主演を務めていた、フジテレビ系ドラマ『エルピス‐希望、あるいは災い‐』で、かつての人気アナウンサーが冤罪(えんざい)事件を追うなかで、一度は失った自分の価値を取り戻していく様を好演。光と影、強さと弱さを持つ社会派の主人公を確かな演技力で表現し、人物像に厚みを与えたことが評価された。
長澤は、「すばらしい賞をありがとうございます。(生前に)橋田先生と会うことはできませんでしたが、テレビの世界で頑張ってきてよかったと思う賞をいただけて光栄です」と喜びのスピーチ。演じた役柄についても、「口下手なので主人公の気持ちがわかる反面、長いものに流される様が描かれておりました。葛藤を演じるのは難しかったですが、たくさんのスタッフ、共演者に囲まれて作り上げることができました。みんなで頂いた賞かなと思います」と感謝した。
その他、橋田賞にフジテレビ系木曜劇場『silent』、MBS・TBS系カルチャースクールバラエティー番組『プレバト!!』、俳優の小池栄子。橋田賞新人賞に、Snow Manの目黒蓮、俳優の伊藤沙莉、『silent』脚本家の生方美久。長年の放送界での活躍と功績に対する橋田賞特別賞には俳優の草笛光子、歌手の加山雄三。野村昭子賞に、俳優・いまむらいづみが選出された。受賞者には置き時計と賞金100万円が贈られる。