【風間公親-教場0-】北村匠海演じる遠野章宏 秘めた過去に視聴者「何があったの」

俳優の木村拓哉が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ『風間公親-教場0-』(月曜午後9時)の第5話が、8日に放送された。

北村匠海【写真:ENCOUNT編集部】
北村匠海【写真:ENCOUNT編集部】

高2で辞めた剣道 スイカヅラを送ってくれた友人とは?

 俳優の木村拓哉が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ『風間公親-教場0-』(月曜午後9時)の第5話が、8日に放送された。

 同作は、20、21年に新春SPドラマとして放送された『教場』『教場Ⅱ』シリーズの連続ドラマ。『教場』『教場Ⅱ』では神奈川県警の警察学校を舞台に、木村演じる冷徹で“最恐”の教官・風間公親(かざま・きみちか)が生徒たちをふるいにかけたが、今回は風間が警察学校に赴任する前に、“刑事指導官”として新人刑事を指導していた時代を描く。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 キャリアの浅い若手刑事が風間とバディを組まされ、実際の殺人現場で捜査の基本をたたき込まれていく教育システム・通称“風間道場”。風間教場に選ばれた新人刑事は自分の無力さを痛感しながら成長していく。また、刑事時代に右目が義眼になった風間が、なぜ冷酷無比な人格になったのかも明らかになる。

 風間のもとに、新人刑事の遠野章宏(北村匠海)がやってくる。子どもころから警察官になることを夢見ていた遠野は、警察学校を優秀な成績で卒業していた。風間道場で指導を受けることになったのも、警察学校の校長・四方田秀雄(小日向文世)からの強い推薦があったからだった。

 ある日遠野は、風間とともに変死体が見つかった現場に臨場する。死体で発見されたのは、大学教授で地理が専門の梨多真夫(野間口徹)。梨多は独身で、現場となった自宅でひとり暮らしをしていた。第一発見者は、梨多のゼミの教え子・戸守研策(水沢林太郎)で、午後8時頃、卒論のことで教授を訪ねてきた際に死体を見つけたのだという。

 遠野は鋭い観察眼と、亡くなった教授の身になりながら状況を想像し、事件を推理していく。すぐに戸守を怪しんだ遠野は、上手にコミュニケーションをとりながら戸守に近づき、ときに動揺させ、絶妙な距離感で話を聞き出していく。

 風間は遠野に、「きみはいい腕を持っている」と伝える。しかし「きみには欠けているものがある」と告げた。さらに小学・中学・高校時代に剣道をしていたという遠野を、剣道の練習に付き合わせる。しかし遠野の腕は落ちていた。高校2年の頃に辞めたのだという。風間に「なんで辞めた」とたずねられるも、遠野は答えない。

 風間は、「学校長の推薦の理由だが、成績はトップ、事件捜査の授業では類まれな頭脳を発揮した。草花を愛する優しい心もあった」と風間道場への推薦理由を明かす。さらに、「私も調べた。学校では友達を作らずいつも花の世話をしていた。ときどき、ひとりで泣いていた」と遠野の過去に触れ、「高校2年のとき何があった」と問う。しかし遠野が答えることはなかった。

 遠野は事務員の伊上幸葉(堀田真由)から花が好きな理由をたずねられ、スマホにある写真を見せる。そこには花瓶にいけられたある花が。遠野は、「スイカヅラ。忍ぶ冬と書いてスイカヅラ。冬の間、寒さを耐え忍んで、花を落とさないんだよ。友達から(写真が)送られてきて一目ぼれ」と説明する。スイカヅラを警察学校の花壇にも植え、大切に育てたという。

 ドラマ終盤、風間から交番勤務に戻るよう指示された遠野は、「僕は、刑事を辞めるわけにはいかないんです」と食い下がった。遠野の過去には、スイカヅラの写真を送ってくれた友人の存在が関わっていると思われる。

 SNS上では、「遠野くん優秀だね。高2のときの過去のってなんだろう。花を好きになったスイカズラのこともそうだけど気になるね」「過去に何があったの」「友達を作らずお花を愛でて時々一人で泣くなんて……」「辞められない過去って?」と疑問の声が挙がっている。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください