超ときめき宣伝部、SNSでブレイク「時代来た!」 露出急増も貫く信念「いつでも全力」
6人組アイドルグループ超ときめき●宣伝部(●はハートマーク)の勢いが止まらない。2021年にリリースした『すきっ!~超ver~』がTikTokで大バズリ。海外での人気も急上昇中だ。22年10月には千葉・幕張メッセ イベントホールにてワンマンライブを開催。23年には初の地上波冠番組『ときめきを止めるな!~私たち、超ときめき宣伝部です!~』(テレビ東京)もスタートした。そんな6人が待望の23年初シングル『LOVEイヤイヤ期』を5月10日に発売する。今まさに最注目の6人に現在の思いを聞いた。
23年初シングル『LOVEイヤイヤ期』リリース、来年には横浜アリーナ2days
6人組アイドルグループ超ときめき●宣伝部(●はハートマーク)の勢いが止まらない。2021年にリリースした『すきっ!~超ver~』がTikTokで大バズリ。海外での人気も急上昇中だ。22年10月には千葉・幕張メッセ イベントホールにてワンマンライブを開催。23年には初の地上波冠番組『ときめきを止めるな!~私たち、超ときめき宣伝部です!~』(テレビ東京)もスタートした。そんな6人が待望の23年初シングル『LOVEイヤイヤ期』を5月10日に発売する。今まさに最注目の6人に現在の思いを聞いた。(取材・文=中村彰洋)
――『LOVEイヤイヤ期』は“とき宣”らしい楽曲だなと思いました。この曲を初めて聞いたときの感想を教えてください。
坂井仁香「初めて聞いたとき、『これ、とき宣の曲だな』と分かりやすく、私たちにぴったりな曲だなと思いました。タイトルを聞いて『どんな曲だろう?』と聞いてみたら、恋愛をしたときの女の子の“イヤイヤ期”が表現されていて、歌詞も具体的でした。『ちょっと切りすぎた前髪』『こまめに連絡くれないと』とかいろんな人に当てはまるんじゃないかなって思います」
辻野かなみ「とき宣は繰り返す歌詞が多くて、今回も『また繰り返してる!』と思いました(笑)。すごいキャッチーで耳にもすごく残りやすいですし、歌詞も女の子の気持ちを歌っていて“女の子の取り扱い説明書”みたいな曲だなって思います」
――“超ポジティブ承認欲求ソング”とのことですが、共感する部分はありましたか。
吉川ひより「多分女の子が思ってることはこんな感じなんだと思います。彼女がいる男の子にこれを聞いてもらえれば、女の子の気持ちを理解できると思うので、ぜひ参考にしてほしいです!」
――カップリングでお気に入りの曲はありますか。
菅田愛貴「私は『ドキドキ ドキドキ』が好きなんです。片思いをしている女の子の曲になっていて、サビが癖になるんです。恋をしている人なら、誰でも共感できる部分がたくさんあるなと思いますし、少し青春要素も入っていて気に入っています」
杏ジュリア「私も『ドキドキ ドキドキ』が好きです。ピュアで恋をあまり経験したことのない女の子の曲になっているんです。この曲は好きな子が現れて『もっと冷静にならなきゃ』って自分でもちょっと困惑している感じが詰まっていて、すごくかわいらしいです」
――4月からは地上波冠番組も決まりました。心境はいかがですか。
吉川「『いつか番組を持てたらいいね』と話していたので、期待していただいてるのを感じてうれしかったです」
小泉遥香「共演する芸人さんのトーク力がすごいです。言葉がスラスラ出てきていて、大喜利とかでも言葉の引き出しがすごいんです! この番組でいろいろ吸収できればと思います!」
――TikTokでのブレイクをきっかけに知名度が急上昇しました。実感することはありますか。
辻野「1番実感した瞬間は、昨年の幕張メッセライブでした。あの人数の宣伝部員(ファンの総称)さんに来ていただくことができたことで、昔よりも多くの方に知っていただけているんだなと感じました」
吉川「これまで、とき宣の代表曲と聞かれても分からなかったんですよ。だから、毎回最新曲を答えていました。でも、今では私たちの代表曲といったら『すきっ!』と言えるようになりました。これってすごいことだなと感じています」
――『すきっ!』を出したとき、こんなバズり方は予想していなかったと思います。
坂井「いつかバズりたいとは思っていましたけど、まさか世界にまで広がっていくとは想像できませんでした。本当に現代的なバズり方ですよね」
――ブレイクで環境も大きく変わったかと思います。どのように捉えていますか。
小泉「私は小学生の妹がいるんですけど、妹の同級生からも『おはるちゃん好きっ!』って言われたりします(笑)。不安とかはなくて、明るい未来しか見えていないです!」
坂井「よっしゃ、きた! この流れに乗ってこう! みたいな感じだよね」
吉川「とき宣の時代来たか! みたいな(笑)」
――最近では個人での仕事も増えています。忙しい日々を送っているのではないでしょうか。
杏「忙しくて大変とは思ったことないです。バズる前と比べても私たちの活動の内容は変わっていません。露出が増えたりはしましたけど、いろんな初めての経験とかもさせていただいたりして、楽しく充実しています。大きいステージに立てていることも幸せです」
菅田「忙しくなったかな……? あんまり覚えてないんですけど、そんな大変と思ったことはないので大丈夫です(笑)!」
“正統派アイドル”は「素のまんま」「アイドルやるならアイドルらしいものを」
――15年に結成した「ときめき●宣伝部」から数えると8周年、「超ときめき●宣伝部」になってからも3年がたちました。当時から変わらない部分を教えてください。
辻野「気持ちです。宣伝部員さんへの思いだったり、絆はどんどん深まっています」
小泉「とき宣に人生をかけているところは変わってないですね」
吉川「ベースに感謝があるとか、いつどんなときでも全力でという気持ちは何も変わっていません」
辻野「全力感。昔から全力なところが1番いいよね? みたいな(笑)」
坂井「昔はそれしかなかった(笑)。強みは全力だよね」
――成長した部分はいかがですか。
吉川「“とき宣色”みたいなものを見つけましたね。フリフリ衣装を着始めたのも、意外と超とき宣になってからなんです。いろいろ模索して、たどり着いた衣装が今は“とき宣っぽい”で通じる。王道アイドルを掲げるようになったのも変わった点ですね」
――当初は“王道アイドル”ではなかったのでしょうか。
辻野「かわいい系の曲は昔から多かったですけど、衣装は黒っぽいのを着てみたり、原色の衣装が多かったです。最近はパステルですが、以前は赤とかはもう真っ赤だったんです(笑)」
小泉「あとは、みんな垢抜けました(笑)!」
――菅田さんも3月で高校を卒業。気づいたらもう中高生が誰もいなくなりましたね。
坂井「なんか信じられない!」
辻野「平均年齢どんどん上がってきた(笑)」
――いわゆる“正統派アイドル”をいつまで続けられるのか……みたいなことを考えたりはされるのでしょうか。
辻野「割とみんな素のまんまなんですよ。作った正統派ではなく、ナチュラルに方向性が定まった感じなので、無理していないんです」
坂井「衣装も好き。アイドルをやるなら、アイドルらしいものを着たいと思っています。さすがに年齢が40とか50歳になったら、ちょっと考え始めるかもしれないけど……(笑)」
吉川「まだ全然いけそうだよね。私もアイドルをやっている間はツインテールにしていたいです。今21歳なので、まだまだやりたい(笑)」
――派手な髪色に憧れたりはしませんか。
辻野「私は『染めたい』と言っていて、やっと染めることができました!」
杏「私はハイトーンやってみたい!」
――メンバーの仲の良さもファンをひきつけるポイントかと思います。
坂井「楽屋とかで全然仕事関係ない話で盛り上がったりしますね」
小泉「この前、カメラが回ってないところで、急にひよりんがメンバーのものまねをし始めたんです。メンバーがそれぞれの名前が書いてある紙をTシャツに貼ってリハしていたら、ひとちゃんが自分の名前が書いてある紙をぴよにつけたんです。そしたら、ぴよちゃんがひとちゃんのまねをし始めて……『ひとか、今日かわいい?』って(笑)」
坂井「ちょっとだけ悪意があるんだよ!」
吉川「(笑)」
小泉「そういう何気ないところで、ホントに仲良いんだなって感じます」
辻野「安心感みたいのはありますね」
――今年はとき宣にとって飛躍の1年になるかと思います。グループや個人での目標を教えてください。
吉川「横浜アリーナの成功が1番。みんなでCMにも出たいです。やっぱり“宣伝部”なので、何かを宣伝したいです。個人としては、ラジオ番組をやらせていただいているので、ラジオのレギュラーだったり、バラエティー番組などいろんなところに出演できればと思います」
菅田「グループとしては、やっぱり横浜アリーナ2daysです。『満員にするぞ!』って気持ちで頑張っていきたいです。個人としては、CMだったり、ドラマとか、アニメが大好きなので、アニメの実写化とか、映画とか……もういっぱいあります! テレビに出たいです(笑)!」
小泉「超とき宣になってから、舞台にみんなで出たことがないので、ミュージカルに挑戦してみたいです。個人としては、アコースティックギターで弾き語りをするのが趣味だったり、音楽に触れることが多いので、音楽に携わる仕事がしたいです。ソロコンだったり、カラオケ系の番組だったりに出られるようになりたいです」
坂井「グループでワールドツアーをしたいです! せっかく『すきっ!』をきっかけに、いろんな国の方に知っていただけたので、世界中でライブをしたいです。“とき宣ジェット”とかで飛び回ってみたい! 個人的には、前に『Seventeen』の専属モデルをやっていたので、またモデルのお仕事がしたいですね。コスメのCMもやりたいです。お店に自分がいたらうれしいな~とか思ったりしちゃいます」
杏「具体的な目標ではなくなってしまうんですけど、例えば、40歳とか50歳とかになってアイドルを卒業したときに、悔いのないアイドル人生を送りたいと思っています。後から『あのとき、こうしとけばよかった』みたいな後悔は絶対にしたくないし、今いろんなチャンスをいただけて、期待もしていただけているので、それに応えられるような行動だったり、パフォーマンスをしたいです。個人としては、演劇系のことをもっと勉強したいです。舞台だけでなく、映像や声とかこういろんな分野の演技にもっと触れて、出演することが夢です」
辻野「とき宣はときめきを届けているので、老若男女から愛されるグループになれたらうれしいです。子ども向けの番組だったりも出たいです。たくさんの人の心をときめかせて元気にできたらいいですね。個人的には、ソロ写真集に憧れています。そのために、ちゃんとスタイルキープして、頑張っていきます!」