ジャニーズ事務所は8日、コロナ禍で設定していたコンサート開催ガイドラインを廃止すると公式サイトで発表した。同日、政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」が廃止されたことに伴う対応で、「コンサート開催ガイドラインについても廃止させていただきます。新型コロナウイルスの感染が広がり始めて以降、現在に至るまで、ご来場いただきましたお客さまには、ガイドラインの内容をご理解いただくともに、ご協力いただきましたこと、改めて感謝申し上げます」と記した。

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　その上で「ガイドライン廃止以降、ジャニーズグループ主催公演における感染対策については、お客様自身の体調や生活環境に合わせて、個人の判断で実施いただくことをお願い致します」と説明し、「引き続き、公演の開催に際しましては、皆様に安心してご来場いただくことができますよう、感染予防対策を講じて安全の確保に努めてまいります。エンターテインメントを通じて皆様に幸せをお届けするという思いを新たに精進してまいりますので、これからも温かいご声援を賜れますと幸いに存じます」とした。

　同事務所は昨年11月、不織布マスク着用を前提に会話レベルの声量での歌唱や声援を解禁していたが、これでマスクなしでの「声出し」も可能になる。発表を受け、KAT-TUNの中丸雄一はツイッターで「これは朗報。ようやくルール的にはコロナ前まで戻りました」と喜びを示し、続くツイートで「ジャニーズは感染予防対策、本当に徹底してましたよ。一人舞台やった時も楽屋と外履きの靴変えるルールだったり、体温は毎日管理。数年後には懐かしいエピソードになってるといいですね。来週の静岡公演、最高のKAT-TUN祭りにしましょう」と呼び掛けた。

　新型コロナウイルス感染症をめぐってはこの日、感染症法上の分類が「5類感染症」に移行し、季節性インフルエンザと同じになった。