ベビーカーで娘連れた新米ママに少女2人が“母の日”質問 「幸せな気持ちになれる」ネット感動

5月14日の「母の日」を前に、ママになったばかりの女性が体験したエピソードが大きな話題を集めている。ベビーカーを押して訪れた100円均一ショップで、小学生の女の子2人から聞かれた質問だ。「母の日に何もらったら嬉しいですか?」――。自分が母親になったという実感とともに、感謝の思いをかみしめたという。とびっきりのステキな経験をした、すず(@krm_2021)さんに聞いた。

5月14日の「母の日」はありったけの感謝の思いを伝えたい【写真:写真AC】
5月14日の「母の日」はありったけの感謝の思いを伝えたい【写真:写真AC】

生後5か月の長女、ベビーカー連れで訪れた100均での出来事 思わぬ出会い

 5月14日の「母の日」を前に、ママになったばかりの女性が体験したエピソードが大きな話題を集めている。ベビーカーを押して訪れた100円均一ショップで、小学生の女の子2人から聞かれた質問だ。「母の日に何もらったら嬉しいですか?」――。自分が母親になったという実感とともに、感謝の思いをかみしめたという。とびっきりのステキな経験をした、すず(@krm_2021)さんに聞いた。

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「今日ベビーカーで娘連れて100均に行ったのね。そしたら10歳の女の子2人が『こんにちは。一つ聞いても良いですか?』って声かけてきたの。突然のことでびっくりしつつも『何かな?』って返したら、『母の日に何もらったら嬉しいですか?』って….」。生後5か月の長女を育てる30代のすずさんは詳細をツイートした。女の子2人との会話を通して年齢を知ったという。

 率直な心境をつづった。「母の日なんて ずっとあげる側だったから、パッて浮かばなくて…結局ふわっとした返ししかできなかったんだけど、この子のお母さん達は本当に幸せものだなって思った それと改めて、周りから見ても私って母親なんだなってことも自覚した。いつか自分の子にありがとうって言われたら泣いちゃうな」。

 一生の記憶に残る出来事になったといい、「母の日が来るたびに毎年思い出すと思う。素敵なプレゼントが見つかって、素敵な母の日になりますように そしてできれば今日会った子のママさんにお子さん一生懸命選んでましたよ!!!って伝えたい(大声で)」と結んだ。

 SNS上では、共感と感激の声が続々寄せられた。「すごくホッコリしました」「え~可愛すぎる~し泣ける」「幸せな気持ちになれる話をありがとうございます」「読みながらなんか涙が溢れました」「心温まる素敵な話ですね!!」「良い話すぎて、おっさんが涙流しそうになった」といった反響が。約6万件のいいねを集めており、閲覧回数は1100万回を超えている。

 すずさんは、改めて当時の様子を振り返った。

「女の子たちから『何をもらったらうれしいですか?』と聞かれた時には、とっさのことで本当に何も浮かびませんでした。まだ母親になったばかりで日々学ぶことの方が多く、まさか10歳の女の子たちに『母親』としての意見を求められるとは思ってもみませんでした。女の子たちからの質問を受けたのと同時に、ベビーカーの中の娘を見て、傍から見たら私は『母親』なんだ、と改めて実感しました」。少女たちが大事な“気付き”を教えてくれた。

 帰り道に、こう思いを巡らせたという。「私自身は何をあげていたのか、また、娘であるこの子から何をもらったらうれしいのかをよく考えてみました」。

SNSの在り方について「今回のような幸せが連鎖するものになればすてきだな、と感じました」

 すずさんは自身の家族ストーリーを明かした。

「母は他界しているため、毎年母の日には育ての親の祖母に花を贈るのですが、決まって『別にいいのに~』と言われます。それでもうれしそうな表情で玄関に飾ってくれています。母になった今、祖母の『別にいいのに~』が少し分かる気がしました」

 初めての育児でバタバタの日々。大変なことも多いが、「娘から見返りを求めて、お世話をしているわけではありません。むしろ日々たくさんの成長を見せてくれる娘には感動と感謝しかありません。産まれてきてくれて、母にしてくれてありがとうと思っています。勝手ですが、きっと祖母も同じようなことを思ってくれているのではないかと感じました」。今回の出来事を通じて、「母の日はあげる側も、もらう側も、『ありがとう』という気持ちになることに気が付きました」という。

 自身にとっての“3人の母”への感謝にあふれており、「私には産みの母、育ての母、新たに家族として迎え入れてくれた義母と、たくさんの母に恵まれているので、これを機に、改めて気持ちを込めて『ありがとう』と伝えたいと思いました」と実感を込めた。

 数多くの反響には「心を温められました」。SNSで“幸せの輪”が広がることを感じたといい、「共感してくださったり、あげる側やもらった側の話など、さまざまな視点での『母の日』があり、幸せな気持ちを分けていただきました。もらってうれしかったもの、自分が聞かれたらこう答える、母の日を祝おうと思った、などと私同様に母の日について考えてくださる機会となったこともうれしかったです。また、『これだからTwitterはやめられない』『こういった話だけで良い』などのコメントもいただき、SNSの在り方について私自身も、今回のような幸せが連鎖するものになればすてきだな、と感じました」と語る。

 人生で忘れられない存在となった、女の子2人に改めて声をかけるならどんなことを伝えたいか? 

 すずさんは「もらう側、贈る側の気持ちを考えるための、いい機会をくれてありがとう、と伝えたいです。きちんとしたアドバイスはできませんでしたが、私に尋ねてくれたこと、そしてお母さんのことを考えながら選ぶ気持ちが何よりのプレゼントだということ、その気持ちを思い出させてくれてありがとう。そう言いたいです」。

 そして、「これから母の日を迎えるにあたって、もらう方、贈る方、さまざまな方がいると思いますが、お互いに『ありがとう』と言えるすてきな日になることを願っています」とのメッセージを寄せた。

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