ドイツ育ちのコスプレイヤー桜井エミリアさん、日本の“オタク文化”が好き「友だち作りやすい」
日本最大級の文化祭「ニコニコ超会議2023」のリアルイベントが4月29日、30日にかけて千葉県・幕張メッセにて開催され、2日間で11万8797人が来場した。「ニコニコのすべて(だいたい)を地上に再現する」をコンセプトに、ネットとリアルで行われる同イベントは、ゲームやアニメなどサブカルチャーに特化したブースをはじめ、アイドルが出演するステージや歌舞伎の公演も行われた。
日本語の勉強として「アニメを見るようになった」
日本最大級の文化祭「ニコニコ超会議2023」のリアルイベントが4月29日、30日にかけて千葉県・幕張メッセにて開催され、2日間で11万8797人が来場した。「ニコニコのすべて(だいたい)を地上に再現する」をコンセプトに、ネットとリアルで行われる同イベントは、ゲームやアニメなどサブカルチャーに特化したブースをはじめ、アイドルが出演するステージや歌舞伎の公演も行われた。
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コスプレ参加も可能となっており、毎年多くのコスプレイヤーが来場する。ドイツ育ちのコスプレイヤー・桜井エミリアさんは、イベント1日目に『【推しの子】』に登場する星野アイのコスプレで参加。そんな桜井さんに、コスプレを始めたきっかけや、日本と海外のコスプレイベントの違いなどを聞いてみた。
──星野アイのコスプレをした理由を教えてください。
「『【推しの子】』がとても好きで、その作品の中で1番好きな衣装が星野アイちゃんのステージ衣装だったので、このコスプレをしました」
──コスプレのポイントはどこでしょう。
「スカートのふわふわ感とメイクのキラキラ感です。実際にいるアイドルのメイクをまねして、アイドルっぽさを出しました」
──ドイツ生まれの桜井さんが、コスプレを始めたきっかけは何だったのでしょうか。
「もともと海外に住んでいたのですが、日本語の勉強としてアニメを見るようになって、キャラクターに対してのリスペクトからコスプレをするようになりました。ちゃんとコスプレを始めたのは中学生からです」
──日本と海外のコスプレイベントの違いを教えてください。
「海外のイベントでは、どんなコスプレをしても許されます。似ていなくても、キャラクターのイメージを壊しても、それぞれのアイデアでコスプレができる感じでした! 日本はキャラクターにどれだけ寄せられるか、そのキャラクターに絶対的なリスペクトを持ってコスプレをする人が多い印象です。メイクの技術やウィッグ作り、衣装作成などパーツ全てにこだわりを感じます」
──日本のどんなところが好きですか?
「オタク文化です! もちろん食べ物や歴史、ファッションも好きですが『オタク』という言葉が好きになりました。どのジャンルを深堀りしていても全部まとめてオタク! 私はアニメオタクですが、オタクでいるだけで友だちも作りやすいですし、全然違うものを推していたとしてもオタクっていうだけで仲良くなれます。とても平和なことだと感じました」
──現在はGW中ですが、予定は決まっていますか?
「大学生になってからは、休みの日も学校のボランティアに参加しているので、以前より忙しくなりました。だから、GWはのんびりアニメを見ながら学校の宿題をしようと思っています。休めたら、久しぶりにドイツに帰って家族に会いたいです」
──最後に、ニコニコ超会議に参加した感想を教えてください。
「『ニコニコ超会議』はとても明るくて楽しいイベントです! 作品のキャラコスだけではなく、ちょっとギャグ要素のあるコスプレイヤーもたくさんいます。どんなジャンルでも参加できるなと思いました」