高畑充希、初めての“是枝組”にド緊張「セリフ以外何を言ったか覚えていない」
俳優の高畑充希が8日、都内で行われた是枝裕和監督の最新映画『怪物』(6月2日公開)の完成披露試写会に出席。初参加となった是枝組での撮影を振り返った。
映画『怪物』の撮影を回想「あっという間に3日間が終わってちょっと寂しかったです」
俳優の高畑充希が8日、都内で行われた是枝裕和監督の最新映画『怪物』(6月2日公開)の完成披露試写会に出席。初参加となった是枝組での撮影を振り返った。
映画は、大きな湖がある郊外の町が舞台。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの教師、無邪気な子どもたち…よくある子ども同士のケンカだと思いきや、登場人物それぞれの食い違う主張は社会やメディアを巻き込み、大事になっていく。そして、ある日子どもたちがこつぜんと姿を消す……というストーリー。
高畑は、永山瑛太が演じる小学校の教師・保利の恋人を演じ、是枝作品に初参加となった。参加日数は3日間ほどだったが、「初めての組だったので、すごくワクワク。インするのがすごく楽しみだった」と回想。
しかし、「初日がみなさんのクランクインとかぶって、急にガンッと緊張してしまって……」といい、永山との初共演も相まって「とにかく緊張マックス」となり、「セリフ以外何を言ったのか覚えていないくらい」。それでも「現場に入ると是枝さんが温かく見守ってくれる感じだった。あっという間に3日間が終わってちょっと寂しかったです」と語った。
本作は『第76回カンヌ国際映画祭』のコンペティション部門に正式出品されることが決まっており、是枝監督をはじめ脚本の坂元裕二氏、主演の安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太が現地に向かい、レッドカーペットを歩く。
この日の舞台あいさつに参加した中で、『カンヌ国際映画祭』に参加できないのは、高畑と中村獅童の2人だけだったが、中村が「撮影したもう一本の作品で、数日前に声をかけていただいたので参加できることになった」と発表。一人だけ不参加となり、「悲しいです。でも、テレビで見ます」と苦笑いだった。