米ニューヨークの医療の現状を看護師が告発 患者への人種差別やインシュリン投与ミス… 米紙が報じる
米ニューヨーク州で働く看護師の女性が、新型コロナウイルスによって引き起こされた実際の医療の厳しい現状を涙ながらに告発し、米メディアで波紋を広げている。
YouTubeで号泣しながら壮絶な現場の様子を語る
米ニューヨーク州で働く看護師の女性が、新型コロナウイルスによって引き起こされた実際の医療の厳しい現状を涙ながらに告発し、米メディアで波紋を広げている。
「打ちひしがれたコロナ治療のナース ニューヨークの病院では巨大な不注意から患者が死んでいる」という見出しで報じたのは、米地元紙「ニューヨーク・ポスト」。
米国で最大の感染者を出しているニューヨークで勤務する看護師、ニコール・シロテクさんがYouTubeで号泣しながらの壮絶な現場の様子を語っている。
シロテクさんによると、新型コロナによる犠牲者は増え続けているが、医療の現場でも、患者に対する黒人やヒスパニック系への人種差別が存在するという。
さらには、麻酔医師のチューブ挿入時のミスや、心肺蘇生法時の胸部圧迫の失敗、インシュリンの投与ミスなども挙げた上で、「ニューヨークには近寄ってはいけない。まるでトワイライトゾーンのよう」などと話しているという。
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目をはらし、涙を拭う看護師