「ご祝儀出すのは全然いいんだよ。でも10年近く一度も会ってないのにいきなり結婚式だけ呼ぶのはどうなんだって話」。新婦側から結婚式に招待されたものの、複雑な気持ちを隠せなかったツイッターユーザーの投稿が大きな話題となっている。結婚式には参列したものの、最後までモヤモヤ……。投稿した女性、こじらせOL@ツイ廃バチェロレッテ（@gorirachan0000）さんに詳しく聞いた。

　結婚式は人生の大きな晴れ舞台。友人などから招待されれば、本来は喜ばしいものだが、女性にとっては“違和感”をぬぐえないものとなった。

「ご祝儀出すのは全然いいんだよ。でも10年近く一度も会ってないのにいきなり結婚式だけ呼ぶのはどうなんだって話」

　思いのたけを吐露した投稿は、3万件のいいね、約1400万回の閲覧回数を記録するなど、大きな反響を呼んだ。

　最終的に、女性は結婚式と披露宴に出席した。しかし、周囲を見渡すと、「他の子達も10年近く会ってないのに誘われた子が多くて、なんか察したよね…」。披露宴の演出もゲストへの配慮が感じられず、テンションはダダ下がり。「しかも二次会まで招待されたときはさすがに断ったw　あと、結婚式終わったら音沙汰なし…クソガッッッ」と後味も悪かった。

　結婚式を機に、関係が復活するようならまだ出席したかいがあったかもしれない。現状では披露宴の席を埋め、ご祝儀を集めるための“数合わせ”に利用されたのかも……とも思えてしまう。おめでたい場であることは重々承知しつつも、女性は「私の結婚式には呼びたくないなと思った」と、率直な思いをつづった。

　投稿には、「わかるわー」「10年も会ってないのに、呼ぶって逆に凄い」「利用された感しか漂ってきませんね」「ご祝儀、結構大金だと思います」「結婚式はまだ分かるんですけど、めちゃくちゃ久しぶりに連絡来たと思ったら二次会だけ呼んでくる人、辛いですよな」など共感の声が寄せられた。一方で、「会えてないからこそこの時ぐらいは呼びたいとなるのでは？」「結婚式って人との付き合い方変わりますよね…」という意見もあった。

「何げなく思ったことをツイートしただけで、ここまで反響があるなんて正直驚きました。いろんなご意見がありとても参考になりました」。女性は実感を込めた。

　相手は部活の同期で当初、招待があったときはうれしさもあったという。だが、冷静に考えると、「今まで会うことはなかったのになぜ私を誘ったのだろう？」。当時は親しくても、卒業後は一切会うことがなかった。直前に会って招待を受け、「熱意に負けて」参列したものの、呼ぶ側と呼ばれる側の温度差は、最後まで埋まらなかった。

　女性は完全に疎遠になっている過去の友人に対しては、「招待するのは基本やめたほうがいいです。結婚式をきっかけに久しぶりに会いたい、また友達付き合いしたい思いであっても相手には人数合わせかなと思われます」との思いを強くした。自身の結婚式については、「今まで関わってきた方々に最大限の感謝の気持ちを伝え、今後も変わらぬお付き合いをしていきたい気持ちも込めて、みんなが喜んでもらえるような式を挙げたいです」と語っている。