手軽な設定で高品質なゲーム体験 ついに単品発売、「GameDac Gen2」はアンプ初導入にもおすすめ

SteelSeries(スティールシリーズ)は4月7日、手元EQゲーミングアンプ第2世代「GameDac Gen2」(1万9770円)を発売した。実際にeスポーツタイトルで同製品を使用し、第1世代との比較も含めてレビューしていく。

「GameDac Gen2」が単品発売となった
「GameDac Gen2」が単品発売となった

4月7日に発売した手元EQゲーミングアンプ第2世代「GameDac Gen2」

 SteelSeries(スティールシリーズ)は4月7日、手元EQゲーミングアンプ第2世代「GameDac Gen2」(1万9770円)を発売した。実際にeスポーツタイトルで同製品を使用し、第1世代との比較も含めてレビューしていく。

「GameDac」シリーズはSteelSeries製品に限らず、ほとんどのイヤホン、ヘッドセット製品に対応。コントロールホイールとタッチセンサーで直感的な操作が可能だ。「Gen2」では新しいESS SabreQuad-DACを採用し、ハイレゾオーディオ認定を受けた96KHz/24ビットのオーディオ解像度で、第1世代と比較して78%純粋なサウンドを表現することが可能となっている。以前よりヘッドセットとのセット購入で手に入れることは可能だったが、今回は単品での発売となった。

 まず、PCに接続して最初に感じたのは、第1世代と比べてコントロールホイールが大きくなり、質感も変化したことで操作性が良くなった点だ。また、3.5mmジャック出力の採用により、ヘッドセットとの接続も容易になっている。細かい部分では、ディスプレイの角度が45度に近くなり、デスク上にセットした場合の見やすさ、操作しやすさも向上した。セッティングのハードルが下がった点は、第1世代からのアップデートを考える層にも、ゲーミングアンプの初導入を考える層にもうれしい変更と言えるだろう。

 イコライザーは第1世代と同じく、コントロールホイールとタッチセンサーから本体のみで設定可能。もちろん既定の設定のみでなく、手動で細かく調整できる。筆者は専用のソフトウェア「SteelSeries Sonar」もダウンロードして5対5のタクティカルFPS用に相手の足音が聞きやすい調整にしているが、いわゆる“定位感”は抜群で、音の強弱も含めて相手の細かな位置を把握しやすくしてくれる。保存済みの設定であれば簡単に変更できるため、アクションRPGなどをプレイする際には迫力を重視した設定にすれば、より楽しめること間違いなしだ。

 第1世代と比べても、操作性や導入ハードルの面で“正当進化”を遂げたと言える「GameDac Gen2」。音の部分からゲーム体験向上を目指すのであれば、おすすめの1台だ。

次のページへ (2/2) 【写真】第1世代から進化した「GameDac Gen2」の写真
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