【どうする家康】信玄・阿部寛率いる“スパルタ”武田軍が話題に 『テルマエ・ロマエ』から連想の視聴者も

嵐の松本潤が徳川家康役で主演しているNHK大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)の第16話が4月30日に放送された。タイトルは『信玄を怒らせるな』。武田信玄軍のすさまじい猛特訓が迫力をもって描かれた。

阿部寛【写真:ENCOUNT編集部】
阿部寛【写真:ENCOUNT編集部】

信玄激怒でいよいよ三方ヶ原の戦いへ

 嵐の松本潤が徳川家康役で主演しているNHK大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)の第16話が4月30日に放送された。タイトルは『信玄を怒らせるな』。武田信玄軍のすさまじい猛特訓が迫力をもって描かれた。

(※以下、ドラマの内容に関わる記述があります)

 浜松に居城を移した家康(松本)。ある日、井伊虎松(板垣李光人)と名乗る少年に急襲されるが、幸い軽傷で済んだ。家康は家臣の反対にもかかわらず無罪放免してしまう。虎松が「遠江の民は徳川を恨んでいる」と叫んだことに心を痛めたからだ。

 一方、平地や海洋への進出を狙う武田信玄(阿部寛)に対抗し、家康は上杉謙信との同盟を探るが、謎の巫女の暗躍によって武田方に情報が漏れ、信玄は激怒する。武田との合戦を覚悟した家康は、服部半蔵(山田孝之)に命じて人質として武田に送っている義弟・源三郎(長尾謙杜)の救出作戦に乗り出し見事に成功するが、それは信玄の思惑通りの展開だった。

 全身傷だらけ、血まみれの状態で戻ってきた源三郎の姿に家康は「外道め」と信玄への怒りをむき出しにするが、源三郎は意外な事実を語りだす。それは、源三郎だけではなく武田軍の若い侍は激烈な戦闘訓練を受けており、源三郎はむしろ一番優しく扱われていた、という驚愕の事実だった。特に信玄の嫡男・武田四郎勝頼(眞栄田郷敦)は誰よりも厳しく、激しく、徹底的に鍛えられており、源三郎は「彼らは化け物でございます」と最強軍団に恐れおののいた。

 猛特訓のシーンでは、武田軍の若い侍と指南役のベテラン侍が泥だらけになりながら激しくぶつかり合い、パンチやキック、投げ技などをダイナミックに披露。視聴者からは「ローマ帝国軍集結」などと言った声がネットに上がっている。というのも、信玄役の阿部は2012年に公開された映画『テルマエ・ロマエ』と14年公開の続編『テルマエ・ロマエII』に古代ローマ人の浴場設計技師ルシウス・モデストゥス役で主演しており、その“濃い顔”が評判を呼んで両作とも大ヒットとなった。

 こうしたことにからめて視聴者は「源三郎、『信玄は、私を同じに扱ったまで』、スパルタ軍かよ」「なんてことだ、武田はローマではなくスパルタだった」「スパルタを彷彿させる武田勢」「スパルタの教育。ほぼ武田家」「人質の待遇差今川→VIP、織田→地獄、武田→スパルタ」「大河ドラマで“ローマ”、“スパルタ”、“剣闘士”がトレンドになるのも阿部寛のせい」とネットで盛り上がっている。甲斐にスパルタが誕生した理由について「弱い人間が弱いまま生きていけるほど豊かな土地ではないから」との指摘も上がっていた。

 毎回3時間かかる阿部の特殊メークも話題となっていることから、来週の“スパルタ軍”の戦いぶりに期待が集まっている。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください