声優の木村昴が1日、都内で行われた『「リトル・マーメイド』（6月9日公開）のプレミアム吹替版声優お披露目イベントに、主演の豊原江理佳らとともに出席した。

　名作アニメーション『リトル・マーメイド』を実写映画化した本作。まだ見ぬ人間の世界に憧れていた海の王女・アリエルは、掟によって禁じられているにも関わらず、ある日人間の世界に近づき、嵐に遭った王子エリックを救う。この運命の出会いによって、人間の世界に飛び出したいという思いを抑えきれなくなったアリエルは、海の魔女アースラと恐ろしい取引を交わす。それは、3日間だけ人間の姿になれる代わりに、世界で最も美しい声をアースラに差し出すことだった。

　同イベントでは、プレミアム吹替版声優であるセバスチャン役を演じる木村のほか、浦嶋りんこ（アースラ役）、海宝直人（エリック役）、野地祐翔（フランダー役）、高乃麗（スカットル役）、大塚明夫（トリトン役）がお披露目され、ステージに登場した木村は「この日を心待ちにしておりました。私も大のディズニー好きでございまして、中でも『リトル・マーメイド』が非常に好きな映画なんですけど、その実写版にこうして声優として携われること、とても誇りに思います」と喜びを口にし、「今日の解禁まで知人や家族には内緒にしていましたので、ついに今日このときをもってみんなに自慢できることがすごくうれしいです」とにっこり。同発表を母親に配信で見てほしかったそうだが「『今日のお昼何してる？』って言ったら、『買い物に行く』って言っていたので、この配信は見ていないと思いますが、帰ったら速攻で自慢したいなと思います」と打ち明けて会場の笑いを誘った。

　また、木村は劇中で披露する『アンダー・ザ・シー』を収録したそうで「みなさまの耳なじみのある『アンダー・ザ・シー』もきっとあると思うんですけど、今回、初めて聞くような曲だなと思っていただけるような新鮮さみたいなものを注げたらとトライさせていただきました」とこだわりを明かし、「地上に憧れるアリエルを説得して、海の世界ってこんなに素晴らしいんだぜってことを伝える楽曲なんですけど、聞いていただければ海の世界の素晴らしさがみなさんにも伝わる。楽しみにご覧ください」とアピールした。

　さらに、豊原と会った感想を聞かれたアリエルの父・トリトン王を演じた大塚が「天女だと思いましたね」と表現すると、木村は「あんま天女って聞かないですよね。天使とか女神みたいなことは聞きますけど天女って……」とイジり、大塚から「セバスチャン！」とトリトン王の声で一喝されると、木村は「はいっ！　びっくりした。背筋伸びたー！」と目を丸くしていた。