俳優で歌手の福山雅治が主演を務め、大泉洋が共演するTBS系連続ドラマ『ラストマン－全盲の捜査官－』（日曜午後9時）の第2話が、4月30日に放送された。今回は、大泉演じる警察庁人材交流企画室の室長・護道心太朗（ごどう・しんたろう）の抱える過去が明らかになった。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　同作は、脚本家・黒岩勉が描く1話完結の完全オリジナルドラマ。福山演じる全盲のFBI（アメリカ連邦捜査局）特別捜査官・皆実広見（みなみ・ひろみ）と心太朗がバディを組み、事件を解決していく。

　アメリカから期間限定で交換留学生として来日した皆実は、過去のある事件がきっかけで両目の視力を失ったものの、FBIの捜査員に。鋭い分析力、嗅覚、触覚、そして最新のテクノロジーを駆使して事件を解決することから、FBIでは「事件をかならず終わらせる最後の切り札」という意味で「ラストマン」と呼ばれていた。一方、警察庁長官を代々務めあげてきた由緒正しい“護道家”の人間である心太朗は、誰よりも悪を憎み、犯人検挙のためには手段をいとわない刑事。そんな心太朗は、“次期警察庁長官”と期待されている兄・京吾（上川隆也）から皆実をアテンドするよう命じられた。

　バディを組んで早々、皆実は身勝手ながら奇想天外な捜査で無差別連続爆破事件の犯人を見つけ出す。皆実に振り回されながらも、彼の「目」となり支える心太朗。爆破事件を解決した凸凹コンビが次に捜査に向かったのは、河川敷で発見された女性の絞殺体に関する事件だった。

　女性の遺体を確認した心太朗は、その状況や匂いからかつて自身が担当した12年前の殺人事件と酷似していることに気づく。当時心太朗は、患者の女性を殺害した疑いのある医師・青柳（浜田信也）を強引な手法で逮捕していた。しかし模範囚となって出所した青柳は、ジャーナリストの新城（アキラ100％）と共に無実を訴える動画を配信し、さらに心太朗の過去を暴露した。

　護道家の次男である心太朗は、実は養子だったのだ。さらに実の父親は強盗殺人事件の犯人として無期懲役になっていた。この事実にSNS上では「なぜ、強盗殺人犯の息子が護道家に養子として引き取られたんだろうか？？？」「強盗殺人犯の子どもをわざわざ養子に迎える理由が分からん」と困惑の声が。

　ドラマ終盤、青柳と新城の悪事を暴いた皆実のもとを心太朗が訪れる。皆実は心太朗とバディを組む前から、心太朗の父の事情を把握していた。心太朗は焼き魚をふるまいながら、父親が大衆食堂を営む料理人だったことを明かす。「私はその人のことを、優しい人間だと思っていました。でもあんな人が、人を殺すんです。俺も、いつそっち側の人間になるかわからない」と複雑な思いを抱えていた。皆実は「本当に、実の父親は殺人犯なんでしょうか？」「会って話を聞いてみましょう」と問いかけた。

　SNS上では、「護道室長のお父さん、冤罪かもしれないのかな。皆実さんが冤罪を晴らしてくれるのかな」「皆実さんが来日した本当の理由とか気になる。お父さん冤罪なんちゃうんかな」「心太朗の父は冤罪で護道家がそれになにか関係していて心太朗を引き取った？」といった声も挙がっている。