SixTONESのジェシーが28日、都内で行われた劇場版『TOKYO MER～走る緊急救命室～』の初日舞台あいさつに出席。お笑い芸人さながらのスキルで観客を盛り上げた。

　冒頭、小手伸也が「TOKYO MER麻酔科医、冬木治朗役の要潤でございます」と“偽あいさつ”し、続く佐野勇斗もボケをかましたが、会場はややウケ。TOKYO MERの研修医・潮見知広を演じたジェシーが「潮見知広役をやらせていただきました、潮見知広です。ジェシーはどこ！？」とジェスチャーとともにあいさつし、会場が大きな笑いと拍手に包まれた。

　鈴木亮平、賀来賢人らから「これだよ」「強い」「さすが芸人さん」と褒められると、「アイドルだよっ！」とすかさずツッコんで、再び拍手を浴びた。会場を盛り上げるジェシーの姿に、佐野は「すげぇ……。かっけーっすわ」と羨望の眼差しだったが、小手から「どこに憧れてるんだよ」と呆れられていた。

　劇場版からの参加となったジェシーは「チームが出来上がっていて不安だったけど、みんなが優しくて受け入れてくれたので、すんなりと入れた。みなさんの背中を見て刺激になり、すばらしい作品になった」と充実の表情だった。

　続くトークではキャスト陣が「好きなせりふやシーン」について紹介しあった。迅速な動きで対応するオペシーンに参加したジェシーは「すばらしいですよ、本当にポカーンと見ちゃう」と圧倒された様子。「僕の印象に残っているシーンはジャックがこうやってローズを抱きしめる……」と語ったところで、鈴木が「それ『タイタニック』だから。ボケが昭和だよね。このテンポでギャグが入ってくる」とツッコみ、ほかキャストから「ボケないとしょうがない」とジェシーのポテンシャルに驚いていた。

　2021年にTBS系で放送されたドラマの劇場版。オペ室を搭載した大型車両（ERカー）で事故や災害の現場に駆け付け、自らの危険を顧みず患者のために戦う医療チーム「TOKYO MER」の活躍を描く。映画では、横浜のランドマークタワーで起きた大規模な事故が舞台となる。

　舞台あいさつにはそのほか、中条あやみ、要潤、フォンチー、菜々緒、仲里依紗、石田ゆり子、メガホンをとった松木彩監督も参加した。